若干、旧聞に属する話ですが、2019年1月12日に、女優の市原悦子さんが心不全で亡くなりました。
私たちの年代だと、市原悦子さんといえば、1975年から放送されていたテレビアニメ「まんが日本昔話」です。
ご存知のように、このアニメの出演者は、2018年7月18日に亡くなった常田富士夫さんと市原悦子さんのふたりです。
一般的なアニメであれば、何人もの声優さんが出演しますが、この番組は、「昔々ある所に・・・」と親が幼稚園の先生が小さな子どもを寝かしつけるときに話すおとぎ話や神話など昔話をアニメにした作りでしたので、市原さん、または常田さんが語りから物語に入って、登場人物が出てきたら、ふたりで声色を変えながら何役もこなしたアニメでした。
テレビ情報のうろ覚えですが、まんが日本昔話では、物語に登場する20数人の役柄を2人で演じきったそうです。
市原さんと常田さんは、本業は、もちろん俳優業ですが、声にインパクトがあるので、子供のころに、テレビドラマで市原さんや常田さんが出演されていると、すぐにわかりました。
ただ、市原さんが亡くなって、なんの資料も調べずに私の中で市原さんの出演歴でぱっと思い浮かんだ作品は、
・まんが日本昔話(TBS系(毎日放送))
・NHK大河ドラマ「秀吉」(NHK)
・家政婦は見た!(テレビ朝日系)
です。
あとで、ネットでその他の出演作を調べてみると、「あっ、このドラマにも出ていたんだ」と市原さんの役どころを思い出せる作品もありましたが、60年以上も芸能界で活躍した大女優の割には、私の中では、思い出せる作品が少なく、意外な感じがしました。
「なぜなんだろう?」と考えてみると、市原さんは、活動の主戦場を舞台に移していたからかもしれません。
それから、市原さんといえば、生まれは「千葉市」で、現在の県立千葉高等学校を卒業され、早稲田大学第二文学部演劇専修に進学されたことが有名ですが、私の実家がある「四街道市」にも縁(ゆかり)のある方です。
小学生の時に、千葉市の生家で空襲に遭い、家族で四街道に疎開して暮らしていた時期があるそうです。
そのため、当時の四街道町立四街道小学校を卒業されています。
四街道では、庭で野菜を作り、ザリガニを採って飢えをしのいだそうですが、そんな時代の実体験が、市原さんの演劇を通じて私たちに伝えていきたい原点があったのかもしれないですね。
ご冥福をお祈りいたします。
【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7つの思考法』(パブラボ刊)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)