2018年12月31日付のテレビ朝日のニュースで、
「福岡の食品製造会社が北海道の家庭向けに販売したおせち1268個が配達できなくなった」
という報道がありました。
ニュースによると、
・配達できなくなったのは、北海道内の家庭向けにインターネット通販などで販売されたおせち料理1268個
・販売した福岡県の食品製造会社「久松」によると、対象の商品は12月27日に発送し、30日に各家庭に配達予定だったおせち「博多」とおせち「舞鶴」の2種類
・販売総額は、約1880万円
・久松によると、商品を運ぶヤマト運輸のトラックの温度設定が「冷凍」でなければならないところ、「冷蔵」になっていたため、配達を中止した
・久松とヤマト運輸は対象の家庭に順次、連絡を取りつつ、1月4日以降に代金の返金に応じていきたい
ということだそうです。
早速、「久松」のウェブサイトを見てみました。
https://hakata-hisamatsu.net/user_data/caution.php
すると、
「北海道地域への一部のお節商品のお届けに関するお知らせとお詫びにつきまして」
と題したお詫び文が掲載されていました。
お詫び文に掲載する内容の定番である「社長限界でしょ」でチェックしてみると、
・謝罪:記載あり
・調査内容:記載はあるが、対象商品の個数など詳細の記載はなし
・原因:記載なし
・改善策:品質管理体制の一層の強化・・・云々との記載はあるが具体的な再発防止策は無し
・処分・賠償:返金については記載あり
という感じで、点数をつけるのなら「50点」というところではないでしょうか。
ただ、技術的には、「冷凍を冷蔵」では輸送していても、博多と舞鶴に入っているおせちメニューを見る限り「食中毒」など衛生的な「食品安全上の問題はない」でしょう。
(品質的には、結露が発生するなど問題があるかもしれませんが)
気になるのは、
・久松がヤマト運輸に発注する際に「冷凍を冷蔵と間違えた」のか、否か?
・ヤマト運輸は、どの段階で「冷凍であるべき商品が冷蔵」と気づいたのか?
です。
久松からヤマト運輸を経由して北海道の注文先に届くルートは、おそらく、
「久松のおせち工場→ヤマトの集荷センター→福岡空港から空輸で新千歳空港へ→ヤマトの集荷センター→戸別配達」
という流れでしょう。
「冷蔵」(誤り)であることに気づいたのが、もし、新千歳空港以降であるならば、ヤマトは、間違いに気づくのが遅すぎます。
仮に、久松のおせち工場から福岡県内のヤマトの集荷センターに到着した時点での冷蔵での輸送というミスに気付いたのなら、どうしたのでしょう?
「久松」に「緊急事態の商品回収手順や特採基準はあったのだろうか?」と思います。
久松に「冷凍商品を冷蔵商品として輸送した場合の商品の検証」が確立していたのかどうかはわかりませんが、個人的には、「時期的(冬場)にも商品の中身(そもそも日持ちするおせち料理)的にも、冷凍を冷蔵で輸送しても食品安全上の問題はないと思うので、お届けした際に「受け取る(多少のお詫び代か値引きありで)か受け取らない(返金)か」を選択できる仕組みでもよかったのかな、と思います。
久松とヤマト運輸の「原因と再発防止策」についても、ウェブサイト等で公表して欲しいものです。
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