2018年12月30日に、伝説のキャバレー「銀座ハリウッド」が閉店するそうです。
銀座ハリウッドは、「キャバレー太郎」との異名があった福富太郎氏が「金持ちじゃなくても楽しめる健全な大衆キャバレー」というモットーに1960年に1号店をオープンし、最大50店舗にまで拡大した伝説のお店です。
http://www.hollywood.ne.jp/index.html
50代以上の方でないと、記憶が薄いかもしれませんでしたが、福富太郎氏は、私が小学校、中学校時代は、今でいうテレビのコメンテイターのような役割で報道やバラエティ番組に出演していた記憶があります。
また、高校を中退して、キャバレーのボーイから独立して一代で財を築き上げた才覚から、自己啓発や副業紹介記事が多かった青春出版社の月刊誌「ビッグトゥモロー」(2018年1月号で休刊)にも、よく、インタビュー記事が掲載されていたので、私には比較的身近な人物でした。
福富氏は、すっかり近年ではテレビメディアに登場しなくなってしまいましたが、2018年5月に86歳でお亡くなりになった報道がされた時に、「そういえば、銀座ハリウッドってまだ営業しているのかな?」と思って調べたところ、近年は北千住と赤羽(本店)の2店舗体制で営業をしている(していた)そうです。
時間的なタイミングが合わず、お店の営業時間には寄りませんでしたが、用事で赤羽に行った際に、駅から数分の距離にあるハリウッドの外観を見て「あっ、昔見たことがある看板だ」と懐かしく感じました。
ちなみに、キャバレースタイルの飲み屋さんは、個人的には好きです。
というのも、「ショー」があるので、楽しいのです。
ただ、ショーをするためには、歌唱レッスン、ダンスレッスン、舞台演出、生演奏・・・など費用が掛かります。気軽に手っ取り早く稼ぐには、店としては、ショーを廃止し、かわいい子を集めて、ドリンク代や指名料で売上を競わせた方が楽なのです。
銀座ハリウッドには、結局行ったことがありませんでしたが、札幌には、2006年に閉店した「エンペラー」と2012年2月に閉店した「札幌クラブハイツ」というグランドキャバレーには、訪問したことがあります。
内情はわかりませんが、キャバクラのような「疑似恋愛の駆け引き」という雰囲気はあまりなく、楽しく(ただし、ホステスさんの年齢は、若い子から50代までいるし、平均的ルックスも落ちます)ショーを愉しみながら飲めた気がします。
私はお会いしたことがありませんでしたが、「エンペラー」には、「伝説のホステスさん」といわれた「徳川さん」が有名です。発送する暑中見舞いや年賀状は、数千枚に、一度付いたお客さんの名前は忘れないし、仲間のスタッフさんはもちろん、他店の同業者(ホステスさん)の心も取り込んでしまう凄さがあったそうです。
もうこのような、お客さん以外の心もキャッチする伝説のホステスさんは、昭和、平成と時代が移り行くにつれて終了となるのでしょう。
銀座ハリウッドの経営の内情はわかりませんが、やはり、大創業者が亡くなると、営業を継続するのは難しいのでしょうか。
業態は違いますが、福富さんが亡くなった年の閉店は、城南電機の宮路社長が亡くなったときのことを彷彿させます。
それにしても、福富さんが元気な時に、銀座ハリウッドに訪問しておけばよかったな、と思います。
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