ある企業からの依頼で内部監査員に対する研修会を実施することになりました。
企業からの主な依頼は、
・監査がマンネリ化しているので何とかして欲しい
・監査員の質にバラツキがあるので、レベルアップを図りたい
・監査が適合性中心になっているので、業務改善やプロセスの有効性に繋がる監査にしたい
といったものでした。
「監査がマンネリ化」、「有効性の監査ができていない」という課題は、多くの組織の悩みで、このコラムでも、なんどかこうした課題についての解決の一手法は紹介させていただきました。
今回は「バラツキ」について、少し考えてみたいと思います。
当たり前の話ですが、例えば、野球の試合で、審判の判定がバラついたら大問題だ、と誰もが思うでしょう。
これを監査に例えて考えると、「バラついたら大問題だ」の「バラつくことはダメ」の部分を分解すると、バラつきには種類があることに気づきます。
回りくどいことは止めて、
「バラつきが許されないもの」と「バラつきが許されないもの」を以下に分けてみます。
【バラつきが許されないもの】
◆審査対象・範囲
◆要求事項
◆評価した結果(適合・不適合)
【バラつきが問題にならいこと】
◆審査スタイル
◆コミュニケーション手法
◆審査トレイル、アプローチ
◆チェックリスト等の作業文書
つまり、「バラついてはダメだ」の部分は「バラツキが許されないもの」の話であって、「バラツキが問題にならないこと」は、その組織の監査方針や企業文化・風土の問題はありますが、基本的には、「各監査員に任せていい」部分なのです。
分かりやすい部分は、「コミュニケーション手法」だと思いますが、監査の基本として「被監査側を追い詰めたり、誹謗するようなコミュニケーション」はマズいです。
しかし、プチ雑談を挟みながらインタビューする、とか、現場の方に気さくに話しかけて話しやすい雰囲気を作る、といった方法論は、監査員のキャラクターの部分であって、むしろ、バラつくというか、さまざまなやり方があっていい部分なわけです。
こうした監査プロセスで実施することについて「バラツキ不可」「バラツキOK」部分に整理して勉強会を進めないと変なことになると思いますので、注意が必要ですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ617号より)
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