些細な話かもしれませんが、ビジネスで会社に訪問するときに、気を遣うことがあります。
例えば、自動車メーカーや系列の自動車部品製造の子会社、自動車ディーラーに「他社製の自家用車で訪問する場合」です。
訪問先には、玄関前に「お客様駐車場」と書かれた駐車スペースがあります。
しかし、「担当者にあいさつに訪問した」、「書類を届けに来た」といった「5~6分の滞在」でないかぎり、「職員が使用する奥の方の空いたスペース」に駐車するようにしています。
やはり、玄関先駐車スペースは「顔」ですから、他社製の自家用車が、長時間停車していると、客観的に見て、違和感があります。
その会社に対して、訪問側のこちらの立場が強い場合は、相手側は「玄関前のスペースには駐車しないでください」と言いたいけど、言いにくいだろうなぁ、という観点からの配慮です。
自動車会社の場合は、「どこの系列」か、比較的はっきりしているので、わかりやすいですが、なかなか難しいのが、食品会社です。
最近は、大企業の場合、「お茶くみ」の女性職員はいないので、「飲み物としてペットボトルを持参する」ケースが多くなりました。
以前、訪問先で打ち合わせがあり、外から持ち込んだペットボトルを会議室のテーブルの上に、どーんと置いていたら、「なんとなく違和感」がありました。
よーくまわりを見渡すと、私以外の会議参加者は、某飲料メーカーが販売する飲料です。
気になって、会議中に資料を探すフリをして、パソコンで調べると、その会社は、某飲料メーカーに出資している大株主であることが判明。
つまり、私が持ち込んだペットボトルのメーカーは、「ライバル社」であることがわかりました。
こんな話をすると、企業によっては、「そんな気遣いはしなくていいですよ」と言っていただける訪問先の担当者さんもいらっしゃいます。
しかし、企業文化として「こだわる」会社も多いので、「気をまわして損はない」と思います。
日常生活で、初対面の人が、こちらのことをよくしっていると、嬉しく思うことがあり、好印象を持つ経験があると思います。
それと同じで、些細なことかもしれないですが、「訪問先企業のことをよく認識して、理解している」ということが、相手側の、理屈ではない感情面の効果を生むこともあると思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ605号より)
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