先日、実家に帰ると、父が汚水ますから、汚水を柄杓で組みだしていました。
様子を見ていると、どうやら、汚水ますが詰まったようです。
一般的に、「排水のつまり」には、「6パターンのいずれか」にあてはまるそうです。
(出典:HLS水道サービスのウェブサイトより)
1)排水管の内部に「汚物」がつまっている
2)「植物の根」が伸びて排水管をつまらせている
3)排水管が沈下して段差ができている
4)排水管が割れている(壊れている)
5)排水管の勾配(傾斜)が逆になっている
6)汚水を汲み上げるポンプが故障している
母に実家の状況を聞くと、
・2階のトイレを流すと1階のトイレに逆流する
・自宅敷地内にある汚水ますが、あふれている
・浴槽の栓の抜くと風呂場の排水口から水が逆流してくる
といった症状が数日前から出ていたようです。
これまでも、実家の排水ますや汚水ますが詰まったことは何度かあります。
排水ますは、わかりやすい場所にあるので、私も蓋を開けて除いたことがあります。
たいてい、というか、実家の排水ますのつまりは、今まで「100%木の根っこ」です。
実家のある土地は、約45年前に分譲された宅地ですが、区画された宅地のまわりは、50センチほどのブロック塀と「サワラ(ヒノキ科の針葉樹)」が植えられていました。
多くの家が、住宅を建築する際に、ブロック塀やサワラの樹を撤去して、自前のフェンスや塀を作りますが、私の実家は、分譲された時のブロック塀とサワラをそのまま生かして、家の周り(正面と後ろ側敷地)をフェンスで囲っています。
そのため、サワラの根っこが、水分を求めて、排水ますや配水管と排水ますの継ぎ目に侵入してくるのです。
ただ、汚水ますが詰まったのは、実家が建設されてから、約38年経過していますが、今までありません。
また、汚水ますから道路の下水管への経路は、素人には見えない構造のため、結局、市の下水道局に支援を仰ぐことになりました。
母から連絡を受けた市の担当者は、市役所に保管されている下水道の配管図をチェックしながら、市指定の業者を引き連れて、ファイバースコープのようなものを管に通して、画像チェックすると、「木の根っこが配管を覆っている」ことが判明したようです。
私は、作業自体は見ていませんでしたが、おそらく、高圧洗浄と特殊なハサミなどによる切断で「木の根っこ」は除去され、排水のつまりは解消されました。
ちなみに、後日、市のウェブサイトで調べると、実家がある地区の「下水道管改築工事(長寿命化)」や「下水道管布設替工事」、「排水改善工事」といった建設コンサルや工事が発注されていましたので、布設年数的にも、更新時期なのかもしれません。
なお、国土交通省のウェブサイトによると、日本には、現在、下水道施設が、管路約47万km、処理場数約2,200箇所あるそうです。
つまり、老朽化を放置すれば、処理機能の停止によるトイレの使用制限、未処理下水の流出、管路破損による道路陥没・・・といった日常生活や社会経済活動への影響が生じます。
最近、こうした社会インフラの管理の用語で耳にするものに「ストックマネジメント」と「アセットマネジメント」という言葉があります。
この違いは(注:私の認識です)、以下のような感じではないかと思います。
《ストックマネジメント》
◆構造物や施設の機能診断に基づく機能保全対策の実施を通じて、既存施設の有効活用や長寿命化を図り、LCC(ライフサイクルコスト)を低減するためのマネジメント
《アセットマネジメント》
◆ストックに対するリスクと負担をコントロールし、あらゆる視点において平準化と効率化を可能にするマネジメント
→LCC(ライフサイクルコスト) を低減するだけのマネジメントではない
→構造物や施設の劣化のリスクをコントロールしつつ、構造物・施設の改修・修繕・更新や維持管理に要する経費を平準化するマネジメント
月並な話ですが、日本の厳しい財政状況を鑑みると、社会インフラを安定的に確保していくためには、計画的かつ効率的な施設管理を各自治体は行っていって欲しいですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ621号より)
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