JTが実施している「全国喫煙者率調査」によると、2017年の成人喫煙率は、
◆成人男性の平均喫煙率は28.2%
◆成人女性の平均喫煙率は9.0%
だそうです。
ちなみに、戦後、男性の喫煙率のピークは、昭和41年(1966年)の83.7%だそうで、この約50年間で55%程度、減少したことになります。
私が中学生の頃は、国鉄の車内でタバコが吸えた時代でしたし、当時の成人男性で禁煙者は、マイノリティでしたので、社会の中で「禁煙者であること」の方が、なんとなく煙たがられた気がします。
私は、あまのじゃくな子供でしたから、「長いものに巻かれる」ことは感覚的にツマラナイ生き方として捉えていたので、学生時代は、まわりの友達がタバコを吸っていても「吸わない」ということを「かっこよさ」として感じていました。
ですから、現代社会の喫煙率データは、男女平均で18.2%だそうなので、「隔世の感」です。
しかし、これだけ、日本の社会からタバコが嫌われ、排除されてきている時代なのに、ビジネスホテルの喫煙室設定の数は、新築のビジネスホテルを除いて、感覚的には、部屋数の半分、あるいは3~4割が喫煙室設定です。
そのため、ホテルの空室率が極めて低い繁忙期に宿泊すると、喫煙室しか空きがないという状態になります。
要は、日本社会の喫煙率実態とホテルの喫煙室設定の割合が合いませんので、宿泊者の要望が叶わない顧客が発生するわけです。
私は、平均して、年間で150泊程度ビジネスホテルに宿泊していますが、週末の宿泊に限れば、7~8割は、残念なことに「喫煙設定の宿泊室」しか空いていません。
最近のホテルは、喫煙設定でも消臭を徹底しているので、空調を使用しなくてもいい時期であれば、喫煙設定でもあまり気にならないくなりました。
しかし、空調を使用すると、喫煙設定の部屋は、禁煙者からすると非常に臭く感じます。
ホテルの話題から、変わりますが、私が都内で時間調整に使用するコーヒーショップでいえば、スターバックスが原則全席禁煙なので、常に混雑しているイメージがあります。
混雑しているので、ベローチェやドトールなど、他のコーヒーショップに行くと、「喫煙難民受け入れ喫茶店」としての集客を狙っているのか、喫煙者優位の座席設定です。
最近の飲食店の構造は、禁煙者の要望を反映していて、喫煙者の方が肩身が狭い座席配置や座席数になっていますが、ベローチェ、ドトールは、喫煙者優位の店舗が多い気がします。
タバコは嗜好品であって、国や社会に規制されるものではない、と強弁される方が、まだまだ多いですが、個人的には、飲食店を含め、公共の場は、早く全面禁煙になってほしいものです。
居酒屋やパチンコ屋は「禁煙にすると売り上げが減る」と心配されますが、日本人の喫煙者の推移をしっかり分析すれば、大幅な落ち込みはまずないし、工夫次第では、むしろ来店数は増えることをこれらの店舗経営者は、もっと認識して欲しいものです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ594号より)
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