浪人回数の多い受験生や女子を入試において、不利に扱っていた東京医科大学が、過去2年分の入試結果を調査したところ、一般入試と推薦入試で計約100人が不正に不合格となっていたそうです。
東京医科大学では、不当に不合格となった受験生の意向を確認し、希望者については入学を認めるそうです。
2018年11月6日付の朝日新聞によると、
・第三者委員会が10月下旬に公表した報告書では、2017、18年度の一般入試を分析した結果、不当に不合格になった受験生が計69人いた
・69人の内、少なくとも55人が女子だった
・東京医科大学が、入試結果を精査したところ、対象者は約100人になった
・第三者委員会は2018年度の本来合格者の入学を認めるべきだと提言
・2017年度については、「大学側の判断に委ねる」としていた
・東京医科大学は、検討した結果、2017年、2018年度の受験生を同じように扱うと決めた
(以上、記事より)
東京医科大学は、女子受験生らを中心に、損害賠償請求がされ、社会問題ともいえるほどのニュースになったので、道義的にも「不当に不合格になった受験生は受入ぜざるを得ない」との判断に至ったのでしょう。
ただ、東京医科大学の医学科の入学定員は「120人」です。
ちなみに、現在、東京医科大学の1年生から6年生の学生数と教員数は、
・学生数:748人
・教員数:784人
です。
対象者は約100人で、そのうち、入学を希望する人がどのぐらいいるのかわかりませんが、仮に、100%とすると100人、25%とすると25人です。
入学定員に占める割合は、100人だと約83%、25人だと約16%となります。
2019年度の入学定員は、大幅には、変えられませんから、過去2年の「不正を修正」するとなると、現在の東京医科大学を希望する受験生にとっては「非常に厳しい狭き門」となるでしょう。
追加合格者として、2019年度に、入学する学生は、堂々としていていいのはもちろんですが、他の大学に入学している場合は、単位を取りつつあるわけで、これらの単位をできるだけ、受入して欲しいと思います。
また、別の大学に支払った入学金や授業料は、補填するべきでしょう。
さらに、2017年以前の不当な不合格者についても、調査して、公表するべきでしょうし、逆に「特定の学生に加点していた問題」も、しっかり原因追及していくべきでしょう。
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