2018年11月4日付の産経新聞が「クレジットカードの番号盗み被害が増加」という記事を掲載していました。
記事によれば、
・日本クレジット協会によると、カード番号や暗証番号などの情報が盗み取られる被害は、統計を取り始めた平成26年以降、年々増加している
・被害額が過去最多だった平成29年は、カードの偽造などを含む不正利用の被害額全体の74.8%を占めた
・2018年1~6月の被害額も93億円と、前年同時期(86億円)を上回っている
・盗まれた情報は、換金しやすい電化製品や宝石、航空券などをネット上で購入するのに使われている
・カードの所有者のもとに身に覚えのない高額の請求が来ることもある
・総務省の情報通信白書によると、ネットショッピング利用世帯は平成14年の5.3%から平成28年には27.8%まで急増している
・決済方法も約7割がネット上でのカード決済
・利用者が増えたことで大量のカード情報を盗みやすくなった上、いったん盗めば不正利用で購入できる商品やサービスが増えていることが被害増加の背景にあるとみられる
・日本クレジット協会の担当者は「カード情報やネットショッピングの際に設定するパスワードを使い回さないようにし、パソコンのセキュリティーも厳重に管理してほしい」と話している
(引用ここまで)
記事では、「クレジットカードに関する被害」は、「ネットショッピングの拡大」が背景としていますが、もちろん、それも大きいでしょう。
ただ、通常のショッピングサイトのセキュリティは、しっかりしており、ネットを通じてクレジットカードの番号が盗まれるケースは、フィッシングサイトなどを通じて、カード番号を知らず知らずのうちに提供してしまったケースではないかと思います。
また、ネットショッピングばかりではなく、通常の店舗型のお店での決済の場合の「番号盗み」のケースはかなり多い気がします。
実は、私も、カード被害にあったことがあります。
結論から言えば、私の場合は、カード会社が、未然にチェックして、私自身の被害を防いでくれたので、私の実害はなく、実害があったのは、犯人に商品を売ってしまった店舗です。
私のケースは、おそらくですが(証拠はありません)、飲食店です。
飲食店で決済をする場合「テーブル決済方式」のお店がありますが、このケースは極めて危険です。
カードスキミングするチャンスはありますし、もっと簡単な手法なら、番号とセキュリティコードをメモされれば、不正な買い物は可能です。
出張が多いので、現金を引き出す手間(コンビニでも降ろせますが手数料が高い)を考えると、クレジットカードを利用する機会が多いですが、店舗やホテルの場合は、レジの目の前でカードを渡すので、店側はカード番号を盗み取るチャンスはほとんどありません。
しかし、テーブル決済の場合は、被害にあって以来、怖いので、できるだけ現金を渡すか、レジにまで付いて行って決済するようにしています。
それにしても、驚いたのは「カード会社の監視能力」です。
カード会社から連絡があったときに「お客様の普段のショッピング傾向と違う買い物があったので・・・」と言われました。
私のカード利用は、きちんと計算したことはないですが、たぶん、ホテルと鉄道、飛行機の決済で月々の支払金額の8割以上(もしかしたら9割)になります。
カード会社が連絡してきた時の「私が購入したことになっている商品」は「ゲームソフト」だったと思いますが、まず購入することはないカテゴリー商品です。
ただ逆に言えば、カードで決済するものが増えるたびに、カード会社は、どんどんビッグデータを蓄積していくわけで、商品やサービス供給者が欲しいデータがたくさん集まるわけです。
カード会社の監視部門が、どのような基準で、不正利用を監視しているのか、知りたい(超機密情報で絶対に無理でしょうけれど)ものです。
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