2018年11月1日付の時事通信が、
「日航副操縦士、英国で拘束=乗務前、アルコール基準超―前日飲酒、予定便は遅れ」
とう見出し記事を報じていました。
この記事によれば、
・日本航空は11月1日に、男性副操縦士(42)が英ロンドンのヒースロー空港で、現地時間の10月28日、乗務前に同国の法令上の基準を超過するアルコールが検出されたとして、地元警察に拘束されたと発表した。
・日本航空によると、副操縦士は10月28日夜にロンドン発羽田行きのJAL44便に搭乗する予定だったが、拘束により、同便は予定時刻から1時間余り遅れて出発。
パイロットは3人乗る予定だったが、2人での運航となった。
・副操縦士は10月28日の夕方に同乗する機長ら2人とともにアルコール検査を実施。
この際にはアルコールの反応はなかった。
・送迎バスの運転手がアルコールの臭いを感じ、空港の保安担当者に連絡。
担当者が警察に通報し、実施された呼気検査でアルコールの値が基準を超えている疑いがあるとして、拘束された。
・その後いったん釈放されたが、10月31日に検査結果が判明。
血中アルコール濃度が法令上の基準値を9倍以上超えていたことが分かり、再び地元警察に拘束された。
・副操縦士はこの間の社内調査で、乗務前に適正なアルコール検査を実施したか問われ、「大変申し訳ない」と話した。
・日本航空は「機器を正しく使えば検知できたはずで、不適切な取り扱いがあったと考えている」と説明している。
10月27日夜に宿泊先のホテルでワインを瓶2本、ビールを約1.9リットル飲んでいた。
(ここまで、記事から引用)
結果的には「基準値以上のアルコールが乗務前に検出」されたので、本人である副操縦士はもちろん、日本航空の運航管理の不備が問われるのは当然である。
それにしても、不思議なのは、
「アルコール検査を実施したのにアルコール反応がなかったのか?」
である。
日本航空は「検知機器の不適切な取り扱いがあった」との見立てですが、「不正な検査により乗務できてしまう仕組み」を徹底して見直す必要があるでしょう。
それと、JALの規定では、「乗務何時間前はアルコールを摂取してはならない」というルールがあるはずです。
アルコールを摂取したのが10月27日夜で、乗務が10月28日夜。
アルコール摂取から乗務するまでは、24時間近くあったと思われますが、アルコール摂取量が多かったために、基準以下にならなかったのでしょう。
日本航空の乗務基準の規定の詳細が分かりませんが「何時間前にアルコール摂取禁止」といった「時間で区切る妥当性」も検討した方がいいでしょう。
摂取量が多ければ、時間で制限しても無意味なことは、普通に考えても当然でしょう。
それにしても、送迎のバス運転士は、お手柄でしょう。
同乗する他のパイロットも一緒に送迎されていたはずですが、「気づかなかった」のか「気づかないふりをした」のか、この点もしっかり日本航空は検証して、パイロットのモラル、自覚についても再教育を徹底してもらいたいですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ618号より)
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