2018年9月29日付の毎日新聞によると、
「台風24号の接近に伴い、京阪神にある大手百貨店は(9月)30日、終日臨時休業する」
と報じていました。
記事によると、
◆(京阪神にある大手百貨店は)多くの公共交通機関が運休する予定となっており、買い物客や従業員の安全を考慮した
◆エイチ・ツー・オーリテイリングは、阪急百貨店と阪神百貨店の梅田本店を含む大阪府と兵庫県の計12店舗を休業する
◆大丸と松坂屋を展開するJ・フロントリテイリングは、大丸梅田店など大阪、京都、兵庫3府県の計8店舗を休む
◆高島屋は大阪店など大阪府と京都府の計5店舗を休業
◆近鉄百貨店では、あべのハルカス近鉄本店など全10店舗を休業する
という。
お天気ニュースの情報だと、今月上旬に西日本で大きな被害を出し、関空につながる橋梁にタンカーが衝突する惨事の原因となった台風21号に勢力、進路とも似ていることから、早めに対応策を取った結果で、賢明な対応でしょう。
「来店客の安全確保」も休業の目的ではありますが、経営的に見ても、交通手段がなくなれば、
・来店客の激減
・従業員の通勤手段と安全確保が困難
となることは明白で、「営業するだけでコストがかかってペイしない」という経営的事情による判断の方が本音としては大きいのかもしれません。
この台風24号の影響で、週末に開催予定だった各地のイベントも開催中止になっているようです。
例えば、9月30日に兵庫県で開催予定だった「村岡ダブルフルウルトラマラソン」は、早々と中止を決定しました。
https://info770417.wixsite.com/muraokaultra
・ウルトラマラソンであり、制限時間が長く台風が接近する恐れがあること
・山岳マラソンで悪天候になれば、選手の安全管理体制が不十分になること
といった理由が「早々と中止決定」に至った経緯だと思います。
早期に開催可否を決定してくれると、当日の天気が良かった際に「開催できたじゃーん」という嘆きの声もネットに溢れますが、多くの参加者は、遠方から参加するので、確保している交通系や宿泊の予約キャンセルができるし、別の週末の予定が立てられるので、ありがたいです。
その一方、長野県で開催予定だった「松本マラソン」は、「中止決定」が大会前日の19時と遅かったです。
https://www.matsumoto-marathon.jp/
ネットでは、首都圏や名古屋、関西圏の参加者から「帰りの交通手段の確保が心配だから開催可否に関わらず不参加にする」といった声も多く上がっていました。
しかし、中には、「とりあえず現地に行ってみる」という人も多く、「せっかくだから信州そばを食べて温泉につかって来よう」と納得ずくで現地に来た人はともかく、開催可否が不明なので、現地に来てしまった、という人には、結果的に判断の遅さに振り回されたことになり「もやもやした気分」が残るかもしれません。
松本マラソンの場合、エントリー料が1万円ですが、参加要領に記載もありますが、エントリー日は返金されません。
また、主催者側も、大会が中止になっても、すでに大会準備で多額の実行予算が発生しており、中止になって、使わずに済んだ費用は、大会当日に稼働するボランティアへの日当と弁当代ぐらいで、中止になっても利益は生まれないでしょう。
大会スポーンサーにとっても、多額の広告料を払っているので、開催中止は痛いです。
地元松本市にとっても、宿泊客のキャンセル、打ち上げ予約のあった飲食店のキャンセルなどが相次いだでしょうから、開催中止は、関係者全般的に残念な結果です。
ただ、天候による中止はどうしようもない、と考えるようにしないとしょうがないのでしょうね。
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