大分県在住の「尾畠春夫さん」が、2018年8月15日の7時前に、行方不明になっていた2歳児を約68時間ぶりに発見した「凄腕ボランティア」として、ワイドショーで大々的に取り上げられています。
地元警察、消防が、150人もの大捜索体制を取りながら、藤本理稀ちゃんを見つけられなかったのに、尾畠さんは、山に入って、ほんの20分ほどで見つけ出しています。
ワイドショーで尾畠さんが、語ったところによると、
◆理稀ちゃんは、「海に行きたくない」と駄々をこねたので逆に山に向かったかもしれない
◆以前、大分県佐伯で2歳の女の子を探した経験から、山を下ることはない
◆子供は習性で道に迷ったら下るより登る
と推理したそうです。
警察や消防には、行方不明者の捜索情報は、膨大にあるでしょうから、それに基づいて、捜索マニュアルが作成されていると思います。
しかし、「子供版」が、整備されていたのかどうか、微妙です。
少なくとも、大分の事例もあるので、捜索マニュアルの見直しが必要でしょう。
それと、尾畠さんの発見は、「捜索隊の捜索が始まる7時前」というのもよかったのかと思います。
朝のワイドショーで、3人の2歳児に対して、知らない大人が呼び掛けた場合、どのような反応をするか、検証していた番組がありましたが、基本的に、2歳児だと、返事をすることはありません。
もちろん、理稀ちゃんの場合は、生命の危険にさらされている状態でしたから、「ボク、ここだよ」と尾畠さんの呼びかけに反応できたのだとは思いますが、おそらく、声はか細いものであり、大人数で声掛けをしていたら、かすかな、この声を見逃したかもしれません。
尾畠さんに記者が、座右の銘を尋ねると「朝は必ず来るよ」と答えたそうです。
年金受給される65歳でピタッと、経営していた鮮魚店を閉店し、残りの人生は、人の役に立つことをしたい、とボランティアを始めた尾畠さん。
「ボランティアの基本は健康でいること」との持論から、毎日8キロのジョギングをしているそうです。
理稀ちゃんのおじいさんから「お風呂に入っていってください」という申し出も「ボランティアだから」という理由で断る信念。
特に、政治家にも見習ってほしい思想ですね。
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