今週のニュースや情報番組の中心は、7月7~8日に発生した西日本地区の集中豪雨(西日本豪雨災害)による被害の話題でした。
どこかの情報番組でも取り上げていましたが、今回のような集中豪雨が都内で発生すると、被害は、相当甚大になるそうです。
その理由として大きいのは、都内を流れる荒川です。
なぜなら、荒川の川面より低い位置に、都内の住宅地の多くがあるそうで、仮に堤防が決壊すると、多くの住居が浸水してしまうそうです。
今回の西日本地区の集中豪雨による浸水の様子を見ていると、
◆洪水対策には、戸建てよりマンションなのかなぁ
◆正常性バイアス
という点が印象に残りました。
テレビで浸水被害を見ていると、「周辺道路が冠水して孤立するリスク」はあったとしても、3階以上の住居であれば、まず、「浸水すること」はありません。
つまり、1週間程度「籠城」できる水や食料があるならば、ライフラインが停止しても、3階以上の高層住宅なら問題なしです。
なお、私の事務所がある札幌市のハザードマップを確認すると、近くに豊平川が流れていますが、「洪水ハザードマップ」を確認すると、意外にも事務所がある区域は、殆どリスクがないようで、これは、今更ながら、意外でした。
また、災害の時によく耳にする「正常性バイアス」ですが、これは、岡山県倉敷市真備町の丸畑裕介さんが撮影した映像(避難せずにひとり自宅に残った父)が、「災害教科書の事例」にもなる好例だと思います。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000131482.html
正常性バイアスは、
「人間が予期しない事態に対峙したとき、“ありえない”という先入観や偏見が働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働き」
を指します。
このこと自体は、人間の心のメカニズムとして重要です。
なぜならば、何かが起こるたびに、心が過剰に反応していると精神的に疲れてしまうので、人間には、こうしたストレスを回避するために自然と「心」が平静を保つような機能が備わっているのです。
しかし、災害時に、この機能が発動してしまうと、丸畑さんの父親のケースのように「自分は大丈夫」と思い込み、生命の危険にさらされるわけです。
話題は、変わりますが、2011年4月の東日本大震災が発生した時に「防災知識をしっかり身に付けたい」と考え、「防災士」の資格を取得しました。
NPO日本防災士機構のウェブサイトを見ると、私が防災士を取得した当時の資格者数は、5万人未満(私の番号は45033号)でしたが、現在(2018年6月末)では、15万人を超えているそうです。
http://bousaisi.jp/aboutus/
ただ、正直な所、資格取得後は、地域活動に参加しているわけでもなく、再教育も受けていないので、知識は完全にさび付いています。
勉強し直さないと、と感じた週でした。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ602号より)
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