すでに、各メディアが報じているように、
「オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚ら教団元幹部7人が2018年7月6日」に死刑執行されました。
私がこのニュースを知ったのは、朝の情報番組を見ているときでした。
突然、麻原教祖の死刑執行を伝えるテロップが入り、NHKを始め、民放各局も特別報道番組に変わりました。
その後、仕事もあったので、外出してしまいましたが、ネットをチェックすると、麻原教祖以外に、早川紀代秀、新実智光、中川智正、土谷正美、遠藤誠一、井上嘉浩死刑囚も死刑が執行される情報が入ってきました。
裁判でオウム真理教関係者の死刑確定者は、13人ですから、7人の死刑が執行されたことで、残りは6人。
おそらく、近いうちに、死刑は執行されるのでしょう。
この「7人の死刑執行」について、海外メディアからは、
「日本は死刑を堅持する数少ない先進国だ」
と死刑の是非についての声も上がっているという。
確かに、世界の流れは、「死刑廃止」です。
その理由としては、
・死刑は非人道的で残酷(基本的人権の侵害)
・犯罪の抑止効果がない
というものです。
また、EUでは、「死刑廃止がEU加盟の条件」となっているそうです。
ちなみに、現在、欧州で死刑を執行しているのは「ベラルーシ」のみ。
また、お隣の韓国では、1997年12月に23人の死刑が執行されて以降、死刑は執行されていないそうです。
私個人は、死刑制度については、どうあるべきかわかりません。
(自分の中での答えが出ていません)
ただ、TPPなど経済に関係するものであれば、「グローバル基準」に合わせるのは仕方がないと思いますが、「死刑制度」については、宗教観もありますし、各国の文化的風土や国民感情によって決めるべきもので、「国際的な流れ」を意識しつつも「それにこだわる必要はない」と思います。
実際のところ、日本の国民感情をしっかり調査したわけではありませんが、「死刑制度存続」を支持する声がおそらく7~8割は、現在、あるのではないでしょうか。
日本の場合、テロや凶悪な現行犯であっても、犯人を滅多に射殺することはせず、「身柄確保」を基本にしていますが、欧米では「射殺」が基本なので、そうした背景の違いを考慮せず「死刑は人道的でない」と言われるのも、どうかな、と思います。
オウム関連事件(坂本弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件)に限って言えば、「麻原教祖と他の弟子たちの死刑は別にするべき」だったのではないかと思います。
そもそも、このオウム関連事件は、解明されていないことだらけです。
なぜ、高学歴な人たちが麻原教祖に洗脳されたのか、そしてオウム真理教がどんどん武装化していったのか、そうした教団の暴走をなぜ止められなかったのか、・・・などなどです。
麻原教祖の死刑執行で、心配されているのは、教祖の神格化と後継団体の暴走のようです。
それにしても、麻原教祖の子供たちはもちろん、関係家族の人たちは、まだまだ、世間的には厳しい目が向けられているようです。
遺族は、死刑囚の刑の執行で、気持ちに一区切りつけられるかもしれませんが、死刑囚の親族が差別なく暮らせることも祈りたいです。
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