2018年5月30日付の京都新聞が、
「京都市バス運転手、乗客に「気色悪い」 暴言で処分検討に」
と題した記事を報道していました。
記事によると、
(要約)
◆暴言を吐いたのは、京都市バスの男性運転手(45)
◆運行中の車内で運転席に近づいてきた乗客に「後ろ下がれ」「気色悪い」等の暴言を浴びせた
◆暴言があったのは、5月24日午後6時15分頃
◆中京区の太子道で信号待ちのため停車中の車内に、後方から運転席横に近づいた40歳前後の男性客に対して暴言
◆暴言内容は、「何してるねん、後ろ下がれ」「あほか、気色悪い」
◆男性客は後方の座席に戻って座った後、次のバス停で降りた
◆別の乗客から通報を受けた市交通局が車内のドライブレコーダーで確認
◆運転手は「運転の視界の妨げになるため」と釈明した
◆市交通局は運転手に2日間の研修を課した上で反省していると判断し29日から業務に復帰
◆市交通局運輸課は「運転手としてあるまじき発言。被害を受けた方が分かれば謝罪したい」とコメント
ということだそうです。
記事内容から状況を想像するだけで、実際はわかりませんが、運転手さんに「同情」も少ししてしまいます。
最近は物騒な世の中ですから、運転中に、用もなく、運転席の横に立たれれば、「不気味」に感じることもあるでしょう。
公共道路交通機関といえば、タクシーがありますが、タクシー運転手も、酔っ払いが後部座席から運転席に蹴りを入れるニュースはよくあります。
ただ、以前はタクシーも、バスも運転も、言葉遣いも荒い人がいました。
しかし、ドライブレコーダーの普及で、苦情が発生して、数日間は、ドライブレコーダーに証拠が残るためか、言葉遣いが丁寧なドライバーさんが増えたように思います。
ドライブレコーダーは、運転手側だけでなく、乗客も「撮られている」という意識が働くので、私も極めておとなしく乗車していることが多くなりました。
そんな状況下なのに、このような暴言を京都市のバス運転手が吐くということは、相当気味が悪かったのか、機嫌が悪かった時だったのかもしれません。
月並ですが、ただ、サービス業に従事する者として、このような暴言は、決してあってはなりませんし、暴言を吐かれた男性も、運転手に用事があったから近づいたのであれば、気の毒でなりません。
ちなみに、京都市のバス車内や車内放送には「運転中は運転に支障が出るので話しかけないでください」とか「用事がある場合は、停車中にお願いします」といった案内はされていたのでしょうか?
とりあえず、「2日間の謹慎と研修」で職場復帰されたようですが、しばらくは、業務状態の監視として、覆面調査員の同乗監視やドライブレコーダーの解析をして、再発防止に取り組む必要が京都市交通局は、運転手の運行管理上、必要でしょう。
【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7つの思考法』(パブラボ刊)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)