私がよく担当する研修会のテーマに「問題解決」があります。
問題解決で使用する技術としては、
・MECE(ミッシー)
・フレームワーク
・ロジックツリー
・仮説思考
・ゼロベース思考
などがあります。
問題解決は、ビジネスの世界の話だけではなく、日常生活の問題、つまり、「悩みの解決」にも応用できます。
問題解決で用いる上記で挙げたような「スキル(技術)」を駆使することによって、思考が整理されますが、「そんなのを勉強するのは面倒くさい」という方も数多くいるでしょう。
そこで、「問題解決(悩み解決)」のポイントを下記に紹介します。
ポイントは、2つ、
◆問題(悩み)を書き出す
◆優先順位(できること、やるべきこと)をつける
です。
・・・「なぁーんだ」と思った方は多いと思います。
しかし、頭がパニックして、思考停止に陥っているときは、こんな単純なことすらやらないから、ひどく落ち込み、悩むわけです。
誰でも経験があると思いますが、人間は、いろいろな問題が一度にどっと押し寄せてくると、パニックに陥り、思考停止になるのです。
そこで、まずは、「現状確認すること」が大事なのです。
「現状確認」するためには、まずやることは、「書き出すこと」です。
書き出すことで、「いったいくつの問題(悩み)があるのか」がわかります。
次に、その問題に「優先順位」をつけるのです。
優先順位のつけ方にも、いくつかありますが、一般的なのは、
・時間的な分類(緊急性のあるものから。例:明日から、来週から、来月から・・・)
・解決するのに要する労力による分類
・人生目的に照らし合わせての重要度
などです。
この「優先順位付け」の意味は、「悩む」からどうやって解決すればいいだろうと「考える」ことにあります。
この「頭の切り替え」がポイントなのです。
面白いもので、このように問題を整理することで、「思考停止」→「もやもや」→「すっきり」と思考が整理でき、前向きな気持ちになれるはずです。
また、複数の悩みは、優先順位の高いものを解決すると、心の状況(心境)が変わってきて、後回しにした悩みはどうでもよくなってくることもあります。
これは、「勉強」も一緒で、1から10まですべてを完璧に覚えてから次に進まなくても、学習を進めていくうちに、初期の学習であいまいだった部分が、自然と解決されていることがあります。
それは、学習を進めるうえで、その学問に対する全体像が見えてきて、初期にわからなかったことも、その後に全体が見えてきて、理解できるようになるためでしょう。
そうはいっても、問題(悩み)には「自分だけでは解決できない問題」もあるでしょう。
そんなときは、その悩みは「棚上げして」割り切り、できることからひとつずつ着実に解決していくしかないです。
やや、「精神論」になりますが、複数の悩みが解決されると、気持ちが、マイナスがゼロになるだけでなく、プラス部分が多くなり、人生を歩むのが楽しくなり、創造的な発想も生まれ、あらたな人生目的が見つかると思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ569号より)
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