「JR東京駅の自販機補充スタッフがついにストライキ決行」
という見出しのニュースが2018年5月3日に文春オンラインが報じていました。
記事によると、(以下、引用編集)
◆JR東京駅で自動販売機の補充業務を担当しているジャパンビバレッジ東京の従業員が、午前9時すぎをもってストライキを通告し、業務を停止した
◆ストライキを実施したのは、労働組合・ブラック企業ユニオンに加盟し、5月3日に出勤していた従業員7名
◆ストライキの目的は、大きく分けて二つ
◆一つは、未払い残業代の支払い
◆もう一つは、ジャパンビバレッジの労働条件の改善に中心的な役割を果たした組合員Aさんに対して、同社が「報復」の懲戒処分を突きつけておりその撤回
以上がストライキの経緯だそうです。
ちなみに、40歳以下の方は「ストライキ」と言ってもピンとこないかもしれません。
せいぜい、「2004年9月の日本プロ野球選手会によるストライキ」ぐらいが社会的な大きな話題となった記憶でしょう。
私が小学生の頃は、鉄道やバスの春闘ストライキがよくあり、感覚的には、「イベント案内と同じように報道」されていました。
要は「春の風物詩」でした。
思い出としては、ストライキが予定されている前日には、クラス名簿の「伝言電話」は回ってきて、「明日は先生方が通勤できないため臨時休校or予定通り」といった連絡がありました。
また、当時、都内に通勤していた父が、代替の交通手段を調べていた記憶があります。
ただ、ネットで調べると、ストライキは、国鉄千葉動力車労働組合(通称:動労千葉)が2001年から2010年まで9年連続で実施し「列車の全面運休や大幅な運行本数の減少が発生していた」ようですし、相模鉄道も2014年にストライキを決行していたようです。
しかし、1970年代以前のような大々的なストライキはなく、影響も限定的なようです。
日本におけるストライキが減少した原因は、
◆企業と労働組合との間で、対抗的な団体交渉をしなくなった
◆普段から、労使が情報を共有し意思疎通と合意形成をはかる労使協議が定着した
◆経営と労組の双方が正面からの衝突を避け、協調的な労使関係を構築するようになった
◆安定的な集団的労使関係が定着してきた
◆非正規雇用が増え、労組に組織されていない人も増えた
というではないかと思います。
雇用形態がさまざまになり、各個人でそれぞれの事情を抱え、労組にほぼ全員が加盟していないと、「スト破り」が発生しやすくなり、ストライキが意味をなさなくなります。
実際、冒頭のジャパンビバレッジ東京でも「多数のスト破り」がいて、「自動販売機の売り切れ」はあまり発生しなかったそうです。
つまり、会社側が、5月3日は、管理職や他の営業所などから、16名を配備(普段の2倍以上)したため、影響が大きくなかったようなのです。
今の時代、「春闘」や「メイデー」といった言葉も今や死語と化しているのかもしれません。
私を含めて、フリーランサーが増え、非正規労働者だけでなく、正規労働者でも労働組合に所属しない人が増えているからです。
また、「労使が対立してもお互い得をしない」、「労使の垣根が低くなった」ことも理由でしょう。
話題は変わりますが「学生運動」、「デモ活動」といったことも、減っている気がします。
「どうせ社会は何も変わらないさ」と考える人が増えたのか、それとも「なるようにしかならない」、「無駄な抵抗はしない」と冷静な人が増えたのか。。。どうなんでしょうね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ592号より)
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