2018年2月23日に放送されたAbemaTV「必殺!バカリズム地獄」(金曜後9:00)に出演したタレントの中村静香さん(29)が、受診先の病院で恥ずかしい体験をした、という出来事を話されていました。
「恥ずかしい出来事」は、
◆中村さんがトイレに行く時間が取れない仕事が続き膀胱炎になった
◆ある病院の泌尿器科を受診したら、待合室は「シモの悩みの方が集まっているので、患者さん同士目を合わせず、みなうつむき加減」だった
◆中村さんが処方箋が出されるのを待合室で待っていると「中村さ~ん、中村静香さ~ん」と名前を呼ばれてしまった
◆しかも『膀胱炎でお悩みの中村静香さ~ん』と病名を添えられた
という話です。
最近は、個人情報保護やコンプライアンスの観点から、病院において、こうした点の管理をしっかり教育指導され、接客マニュアルでも、他の患者さんに名前や病名がわからないようにしているところが多いです。
しかし、こうしたプライバシーにかかわる管理が昔ながら。。。要は、ずさんな病院では、私も経験がありますが、こうしたデリカシーのない対応は、平然と起きています。
話は少し脱線しますが、銀行においても、似たようなことがあります。
例えば、事業資金の相談で、待合室で待っていると「融資のご相談の有限会社ロジカル・・・」と呼ばれたことがあり、私自身は支障はないですが、ライバル他社がいれば、「あの会社新規事業を始めるのかな?」と想像がついて、商売に影響が出るかもしれません。
話を元に戻しますが、2005年に施行され、2015年9月に改正された個人情報保護法では、
◆すべての事業者が対象(以前は、個人情報が5000人分以下の事業者は、順守義務なしだった)◆利用目的の特定 目的外利用の禁止
◆利用目的の通知・公表
◆個人情報の安全管理措置、従業員や委託先も監督
◆第三者提供の制限
◆個人情報の開示、訂正、利用停止
といったことが規定されています。
冒頭のタレントの中村静香さんの例は、私見ですが「第三者提供の制限」に相当するのではないかと思います。
「第三者提供の制限」とは、「事業者は、あらかじめ本人の同意を得ずに第三者に個人データを提供してはならない」という規定ですが、この規定は、要は、「故意」に名簿業者やデータ解析業者への個人情報流出を想定していると思います。
ただ、「故意に流出させるつもりはなかった」としても、「病院の待合室は誰でも自由に出入りができる場所」ですから、「呼び出しに方法」によっては、過失的に「第三者提供」がされているわけですから、個人情報保護法違反だと思います。
事例として、2012年11月に発生した「逗子ストーカー殺人事件」があります。
このケースは、市役所と警察から住所が漏れた事件です。
特に、警察の方は、「脅迫罪の逮捕状を執行する際に、記載された被害女性の結婚後の名字や転居先の市名などを読み上げていた」ことが問題となりました。
詳細はわかりませんが、「逮捕状を執行する際の手順」に「被害者の氏名や住所を読み上げる」ことがあるのであれば、この手順自体が「本人の同意を得ない第三者提供」であり、おかしいわけです。
中村さんが経験したケースは、病院がこうした「個人情報保護の概念」がなく、個人任せの接客対応になっているとしたら、問題です。
そういえば、少し前に、空港の有人の航空券販売窓口にタレントのデビット伊東さんがいました。
私は、何人か後ろでしたので、経緯はわかりませんが、本人確認が必要だったようで「電話番号を言ってください」と発券カウンターのスタッフに言われて、デビット伊東さんは番号を告げていました。
このケースも、とりようによっては「第三者提供すること」につながっており、個人的には「本人確認手順の見直し」(例:電話番号を入力してもらうなど)が必要じゃないかな、と思って眺めていました。
今はプライバシー保護の時代ですから、「個人任せ」にしていた企業は、しっかり自らの業務を振り返り「アブナイ」プロセスは、改善しておくにこしたことはないと思います。
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