日本人選手の金メダルの期待がかかったノルディック複合ラージヒルの渡部選手が、前半のジャンプで1位になり、後半の距離の中継開始までの時間に、ショートトラック3000mリレー女子を何気なく見ていました。

日本女子は、決勝進出を逃し、この日は「58位の順位決定戦」に出場していました。

 

日本は、メダル争いに関係ないので、テレビ観戦する側としては、超お気楽な気分。

58位の順位決定戦には、スピードスケート1000mで金メダルを獲得したオランダのテル モルス選手が、なんとショートトラックにも出場していたので、このレースの注目は、日本チームとオランダチームの滑りでした。

 

オリンピック以外では、代表選考会ぐらいしか、ショートトラックのレースを見たことがないので、シロウト目線のコメントですが、個人的なショートトラックのイメージは、

◆リレーはごちゃごちゃしていて、順位がよくわからない

◆転倒が多く発生して、「審議」になると何が違反なのかよくわからない

◆タイムより順位を競うレース

◆スピードの上げ下げが得意な人(チーム)が強い

◆抜かれないブロック力とイン、アウトからさっと追い抜く力が勝負のポイント

という感じです。

 

ただ、このレースを見ていて、びっくりしたのは、オランダチームが、いきなり全速力で滑り出しました。

一般的には、前半は様子見でゆっくりペース、途中から急激にペースが上がって、上位チームが下位チームをブロックしながら逃げ切る、というレースが多いので、オランダチームの滑りには唖然として、日本チームがどんどんおいて行かれるのを、ぼーっと見ていました。

 

結果的に、オランダは、5-8順位決定戦なのに、3000mリレーの世界記録を樹立(笑)

「すげー、競り合うレース展開ではなく、走力に自信があれば、飛ばしまくる戦術もあるんだぁ」と思っていたら、1-4位のメダル争いのレースが始まりました。

 

こちらのレースは、オーソドックスなレース展開で、4チームの中では、一番力が劣っていると思われたイタリアが前半から飛び出します。

途中、優勝した韓国チームのタッチの際に、カナダチームが転倒したので、ゴール後は「もしかしたら、カナダチームが救済されて韓国チームは失格になるのかな?」と思って中継を見ていると、なんと、中国とカナダが失格。

(素人目には、中国とカナダの失格理由がすぐにはわかりませんでした)

 

したがって、1-4位決定戦で2チームが失格となり、5-8位の順位が繰り上がり、メダル争いに本来絡んでいなかったオランダが銅メダル獲得という、驚きの結末でした。

テル モルス選手は、いわゆる「二刀流選手」で、同一五輪大会でスピードスケートとショートトラックのダブルメダル獲得達成です。

月並ですが、ショートトラックは「失格」がよく起き得る競技なので、「あきらめちゃだめだ」ということですね(笑)

 

報道によると、今回のショートトラック女子で代表となった高校3年生の神長汐音選手は、来シーズンは、テル モルス選手に憧れていて、スピードスケートへの挑戦も表明しているようです。

スピードスケートは、ナショナルチームでのトレーニングが中心になるので、仮にスピードスケート選手として目が出た場合、ショートトラックと両立できるものなのか、心配ですが、オランダチームがリレーで示したような「圧倒的な走力で逃げ切る」選手になってほしいな、と思いました。

 

それにしても、トップアスリートの競演である五輪は、毎日がドラマですね。

今日は、

カーリング男女の決勝トーナメント進出とスピードスケート女子団体パシュートに期待しましょう。

 

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