月並ですが、今回の平昌五輪は、日本人選手の活躍が下馬評から、ある程度、期待されていました。

だから、五輪の放送予定を見ていると、毎日がワクワクです。

 

2006年のトリノ五輪では、日本人選手のメダル獲得は、フィギュアスケート女子の荒川静香選手の金メダルただひとつでしたので、今回のように、冬季五輪で、1日に4人もメダリストが誕生すると、スポーツニュースを見るのが楽しくて仕方がありません。

 

もちろん、スピードスケート女子1000メートルの小平選手、ノルディック複合ノーマルヒルの渡部選手、ハーフパイプの平野選手については、「金メダル」が噂されていただけに、「銀メダル」という結果には、少々、残念でした。

しかし、各選手とも負けてもすがすがしいんですよね。

この姿は、スポーツ観戦のファンとして、金メダル獲得時とは違った感心というか、感動もありました。

 

平野選手とショーン・ホワイト選手、そして、渡部選手とフレンツェル選手との一騎討ちの戦いは、五輪史上、語り継がれる名勝負のひとつになったといえるでしょう。

ノルディック複合のNHK解説は、1994年のリレハンメル五輪で金メダルを獲得した阿部雅司さんだったのですが、「渡部選手とフレンツェル選手は、ずるくない正々堂々としたレースをした」という分析を聞いて、さらにすがすがしさを感じました。

 

小平選手は、滑り終わった後に、手を上げて観客の声援にこたえていて、ファンとしては、「本人が納得した滑りだったのだから、本当に良かった」と心から思いました。

小平選手は、以前から、「結果より自分が納得できるベストのレースをすること」を目標に掲げていたので、本人が納得するベストの走りができたのであれば、外野としては、本当に良かった、と思います。

 

ただ、スピードスケート男子500メートルで、長野五輪で金、ソルトレーク五輪で銀を獲得した清水宏保選手のレース解説によると、

◆アウトスタートだったことで選手を追う(風よけ機会)のが1回であったこと

◆テル モルス選手が好タイムを出したことで前半を押さえてしまったこと

◆前半を押さえてしまったことで中盤に無理な疲労がたまりバランスを崩したこと

などが小平選手の敗因だったと分析している話を聞くと、「コンマ勝負の世界は本当に微妙なことが結果を左右するんだなぁ」と思いました。

 

それにしても、今回の冬季五輪の解説を見ていると、分析が的確だな、と思います。

解説者の中には、アナウンサーから勝因や敗因の分析解説を期待されても、「気持ちです」と根性論中心の解説で、聞いていて「はぁ~??」という方もいます。

(ジャンプの原田雅彦氏の解説は「オリンピックですから」「風の影響が」というフレーズが多く選手自体のコンディションや飛型、直近の状態や想像される心理的状況などがなくちょっと残念です)

 

平昌五輪の中盤から後半戦もフィギュア男子の羽生選手、宇野選手をはじめ、ノルディック複合ラージヒル渡部選手、団体、スピードスケート女子の小平選手の500、団体パシュートなど期待種目が目白押しです。

解説陣の分析にも注目して楽しみたいと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ581号より)

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ
7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)