2018年から「新学習指導要領」移行措置が始まり、小学校は2020年度から、中学校は2021年度から、高校は2022年度から全面実施となるようです。
改訂の目的とポイントは、(ベネッセのウェブサイトより引用)
◆ 「何を学ぶか」だけではなく、「何ができるようになるのか」知識を活用する力を求める「教育改革」
◆使える英語力を目指して、学習開始年齢の前倒しする「英語改革」
◆学んだことの理解だけでなく、知識を活用する力・学びに向かう力も評価する「大学入試改革」
だそうです。
要は、「アクティブ・ラーニング」、つまり、「先生が一方的に授業を進めるのではなく、生徒たちが互いに議論をしながら課題について考え、解決法を探っていく学び方」に変わるということなのでしょう。
つまり、「知識よりも思考力を問うものに変わる」ということでしょう。
確かに、今の時代、子供でも分からないことがあれば、「スマホに質問」すれば、「知りたい情報」は比較的容易に調べられます。
問題は、その情報をどのように判断し、どのように活用するか、です。
社会人になって実施する企業セミナーや講習会は、知識教育よりも、問題解決手法系が多いと思いますが、「実践で役立つ能力」は、やはり「思考力」なのです。
話は少し変わりますが、「愛知教育大学の志水教授が提唱する「意味づけ復唱法」では、以下のような教師と児童のやり取りが、知識の定着や確認に有効だそうです。
教師:正方形とはどんな図形でしたか
児童:辺の長さがみんな同じ四角形です
教師:なるほど 辺の長さが皆、同じ四角形を先生が書きます→ ひし形を板書する
児童:付加えがあります 角が皆、直角の四角形です
教師:なるほど、辺の長さが皆、同じで、角が直角の四角形を正方形と言うのですね 完璧です
つまり、このように、教師と児童がお互いの発言を復唱することによって、内容の確認、補完、焦点化、共有、記憶に役立てることができるのです。
なお、「復唱」の最大の効用は「発言をもう一度繰り返すことによって、その言葉の意味を繰り返す者が考える事が出来る」という点です。
「先生が一方的に板書して授業終了」、「先生が講義資料を説明して講義終了」というオールドスタイルの授業は、どんどんなくなっていくんでしょうね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ576号より)
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