少し旧聞の属する話ですが、元フジテレビアナウンサーだった「有賀さつきさん」が2018年1月30日に逝去されていたそうです。
このニュースで驚かされるのが、
「有賀さつきさんの年齢」と「故人の強い遺志で死因が明らかにされなかった」
ことです。
報道では、高齢(84歳)のお父さまが記者のインタビューに応じて、
・2018年1月30日朝に、入院中の都内の病院で容体が急変したこと
・さつきさんの長女(15)とともに病院に駆け付けたが、既に帰らぬ人となっていた
・31日に通夜、今月1日に密葬が行われた
・他人に迷惑をかけたくない一心で死因を明かさなかった
などと答えていましたから、お父さまにも、詳細な病状の進行状況など経緯は、医師から明かされなかったのかもしれません。
亡くなった後にわかった話として、
◆さつきさんは、病気を誰にも伝えず、闘病生活を送っていた
◆周囲から痩せすぎを指摘されると「ダイエット」と言いはっていた
◆病気の治療によって少なくなった頭髪を隠すためのかつらも「すごく便利」と周囲に話していた
◆病状の重さは悟っていて、仕事は2017年末までにすべて整理していた
◆2018年のオファーは、家族の介護などを理由に断っていた
◆関係者によると、銀行口座をはじめ、本人でないと解約できない各種口座などを整理していた
という。
さつきさんのこの生き方は、私は、共感できる部分が多いです。
私も、おそらく、不治の病になっていれば、ひっそりと、「ひとり終活」を淡々、かつ、着実にやっていると思います。
「まわりに迷惑を掛けたくない」という心情は私も理解できます。
例えば、単なる風邪でも、少し騒げば、まわりは気を使いますから、ありがたい反面、申し訳ないという精神的な負担も生じます。
個人的な思い出としては、さつきさんは、私とは学年にして2つ、年齢的には3つ年上なので、フジテレビに入局されたころは「長身できれいなお姉さん」というイメージが強かったです。
4年7か月でフジテレビを退社して、すぐにミュージックステーションの司会をされていた時は、「女子アナフリー化のはしり」でまぶしかったです。
最近は「知的タレント」として、クイズ番組で見かけることが多くなりましたが、彼女はプロダクションに所属せずにフリーだったようですね。
そして、苗字が「一緒」なので、彼女の登場は、私にも便利でした。
というのも、電話で自分の名前を紹介するときに、以前は「どんな漢字を書きますか?」とよく聞き返されましたが、彼女の出現で、
「有賀さつきさんのありがです」
といえば、相手にすぐに伝わるので、1990年代は、多用していました。
おそらく「有賀姓」で著名なのは、戦艦大和の最後の艦長となった有賀幸作氏以来で、さつきさんのあとは、しばらくでないのではないかと思います。
話は脱線しますが、「有賀」という苗字は、長野県南信地方に多い名字で、現地では読み方が「あるが」と呼ぶケースが多いです。
私も本来は、「あるが」です。
父が、大学で上京し、その後、東京で就職しましたが、父曰く「東京では、みんなが“ありが”と呼ぶからそのままにした」そうで、親戚一同は、私以外「あるが」です。
中学生の娘さんを残しての旅立ちはつらいものがあったと思います。
さつきさんのご冥福を心からお祈りしたいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ580号より)
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