20181月に、「京都大学iPS細胞研究所に所属する特定拠点助教の論文で捏造や改ざんが明らかになった」問題が発生した。

 

124日に、山中伸弥所長、京都市内で開かれた講演で、

「一夜にして信頼が失われた。本当に申し訳ございません」

と謝罪しました。

 

京都大学では、山中所長を含め関係者を処分する方針を明らかにしており、山中教授は、講演会では、自らの進退について、

「所長の職務をしっかり果たしたい」

と語ったという。

つまり、

・なぜ、論文不正が発生したのか

・不正の原因に基づく再発防止策の実施

に力を注ぎたい、ということでしょう。

 

通常、この手の問題が発生すると、「責任者は辞任しろ」といった世間の流れが形成されます。

しかし、山中教授に関しては、

・山中教授が辞任したら、研究がおくれる

・山中教授でなければ、スポンサーなど予算が獲得できない

といった「辞任には否定的な意見」が溢れています。

 

実際のところ、ノーベル賞受賞者で、マラソン大会などを通じて、一般市民にも寄付を呼び掛けていて、世間一般に知られた山中教授が、職を辞すると、iPS研究について、悪影響が出ることは間違いないでしょう。

私見ですが、山中教授直接の不祥事ではないので、論文不正が起きた遠因(例:非正規研究者が増えているなど)を検証して、改善に注力して欲しいと思います。

 

さて、山中教授ですが、今年の別府大分毎日マラソンへの出場を表明しています。

ご存知の方も多いと思いますが、別大マラソンは、市民ランナーでは、速い部類に入る「3時間30分以内」の記録を持っていないと参加すらできません。

しかし、今回の問題が発生したことで、今年の別大(201824日開催)は、DNS(出走見合わせ)するのではないかと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ579号より)

 

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