千葉県銚子市にある民間会社が運営する「犬吠埼マリンパーク」が2018131日で閉館することが129日に突然、明らかになったそうです。

http://www.geocities.jp/inuboo_marin/

 

2018130日付の千葉日報によると、

◆銚子市観光商工課によると、来館者数は、2010年までの5年間は年に約119千~74千人の間で推移していた

◆震災のあった2011年~2016年には約59千~49千人にまで落ち込んでいた

◆運営会社によると

・「東京電力福島第1原発事故の影響を受け、学校などの団体客が極端に減少し、回復していない」

・「老朽化するボイラーの入れ替えなど多額の投資が必要だが、難しい」

と閉館の理由を説明している

◆犬吠埼マリンパークは、犬吠埼灯台の近隣にあり、観光スポットの一つ

◆市発行の観光パンフレットによると、約230種、2500匹の魚が泳ぐ姿を見学できた

◆展示しているイルカやペンギンは当面、施設で飼育する

という。

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他のメディア情報だと、ピーク時には、犬吠埼マリンパークの来観客が30万人いたそうです。

犬吠埼マリンパークの入館料は、大人が630円ですから、仮に、年間の来館者数が6万人で、すべて大人の個人客だったとしても、入館料収入は、3780万円。

駐車場収入やグッズ、飲食販売があっても、売上は、数千万でしょう。

設備維持費、飼育代だけで、アップアップのはずで、人件費が賄えるとは思えませんから、ボイラーなど設備の入れ替えは、さらに困難で、赤字拡大や老朽化した施設トラブルによる事故が発生する前に「閉館を決断」したのは、経営的には賢明な判断かもしれません。

 

個人的には、犬吠埼を訪れたときに、訪問した記憶がありますが、水族館に入った記憶がありません。

もしかしたら、立ち寄っただけで、イルカショーやペンギンなど飼育されている動物は見なかったかもしれません。

犬吠埼の名所が「灯台」ぐらいしかなくなると、周辺の商店への影響も必須でしょう。

 

それにしても、東日本大震災から7年近く経過しましたが、団体客の銚子観光のスポットから外されていることが、経営的には、最大の痛手だったと思います。

月並ですが、水族館として、リピーター対策など特徴を打ち出せなかったことが来館客数減少に歯止めがかからなかった原因でしょう。

 

水族館を舞台にした小説では、「アクアリウムへようこそ」(実業之日本社)と題した「市役所勤務から赤字で閉館計画が流れる水族館イルカ課への出向を命じられたOLが、女子飼育員として失敗や挫折を繰り返しつつ動物たちと格闘する姿を描いた物語」があり、20166月には、NHKで「水族館ガール」としてドラマ化(ドラマでは、市役所でなく商社勤務)された奮闘記がありましたが、犬吠埼は、何か手が打てなかったのでしょうか。

閉館が突然すぎて、「お別れ訪問」するチャンスがなく、残念でなりません。

 

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