関西テレビが制作する「セブンルール」(20171128日放送)をたまたま見ていたら「クッキー屋さんを経営するシングルマザーの女性」が取り上げられていました。

このテレビを見るまで、存じ上げない方だったのですが、とっても魅力的な方だったので、うろ覚えの部分も多々ありますが、備忘録的に、整理しておきたいと思います。

 

◆氏名:桜林直子さん(1978年生まれの38歳)

◆略歴:製菓の専門学校出身

専門学校卒業後は、チョコレート会社に勤務していた会社員

2011年?にクッキー屋さんを創業(SAC about cookies東京都渋谷区富ヶ谷2-17-12

◆家族:一人娘(あーちん(中学生))

あーちんは、イラストレーターとして連載(ほぼ日刊イトイ新聞)を持つ

 

【子育て論】

・こどもを独立した一人の人間として扱う

・家事に積極的に参加してもらう

・できたことは褒めまくり調子に乗せる

・子供の夢中になることを褒めて伸ばす

 

【クッキー屋さんを創業した理由】

当初は、シングルマザーとして、子育てするには、お給料が安定した「会社勤めがよい」と考えたそうです。

しかし、娘の夏休みが40日もあるのに、シングルマザーで会社勤めだと休めない。

子供と過ごす時間を持ちながら仕事ができるようにするためには「独立しかない」と考えたそうです。

また、「シングルマザーだから」という言い訳もしたくないと。

 

お菓子の中でも、商品を「クッキー」にしたのは、桜林さん曰く「トーナメント戦を勝ち抜いた結果」だそうです。

つまり、例えば「生菓子」を扱うとなると消費期限は短いですし、衛生管理や原材料の仕入れ管理、在庫管理の面でも難しい面が出てきます。

また、地方発送するとしても、クッキーであれば、比較的容易だから、と考え抜いた末に出た答えが「クッキー」だったそうです。

 

【仕事のやらせ方】

スタッフには「夢がある人」と「夢を持っていない人」がいます。

桜林さんは「夢がある人・ない人のどっちが偉い」というものではない、といい、前者を「夢組」、後者を「叶え組」と名付けて、組み合わせたチームを編成して仕事をさせます。

「夢組」はやりたいことが明確である分、それ以外のことは案外知らない。

一方、「叶え組」は、全体を見渡せてやりたい人をサポートする能力に長けていることが多いそうです。

つまり「夢を持たない叶え組」は「夢がある人を支える才能」があるわけです。

 

実際、桜林さんは「叶え組」だそうです。

お菓子の専門学校を卒業したのに、チョコレート会社では、経理や商品管理の事務を担当していたそうです。

その理由は「お菓子を作りたい人やお菓子作りがうまい人がまわりにいっぱいいるから私がやる必要がない」という発想です。

 

この考えは、とても共感できる話です。

私のことを「飲み会や食事会ではよくしゃべる人だよね」と評価する人と「あまりしゃべらないで人の話を聞いている方だよね」という感想を持つ人がいるそうです。

これは、「しゃべりたい人がいるときは、みんなでおれがおれがとしゃべっても収拾つかなくなるなるから聞く側に回ろう。逆にしゃべる人がいない場なら話題提供者になろう」という発想です。

 

【その他】

桜林さんは、常にニコニコしていました。

信念としては、笑顔でいないと場の空気が悪くなる。

そして「不機嫌さを出して人を動かすこと」が嫌いなのだといいます。

なるほど。。。です。

けれども、私も心当たりがありますが、通常多くの人は、不快感を態度にして、まわりに気を使わせて、人を動かすことをしますよね。

桜林さんに言わせれば「それじゃ子供と変わらないじゃん」だそうです。

 

それにしても、このテレビを通じて、桜林さんの考えから、子育て術、仕事術など参考になる考えがありました。

もっと、お考えを知りたいなぁ、と思って、「本を出版されていないのかな」と考え「国立図書館サーチ」で検索しましたが出てきません。

テレビを見ていたどこかの出版社の編集者の方は、ぜひ、桜林さんに本を書かせてほしいと思います(笑)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ570号より)

 

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