「ソフトバンクグループは、携帯電話子会社ソフトバンクを上場させる方針を固めた」

そうです。

 

2018115日付の時事通信によると、

2018年中に上場を目指す

◆資金調達額は2兆円に達する可能性がある

◆過去最大規模の新規株式公開(IPO)は、1987年のNTT23千億円)

◆調達資金は、財務体質強化や新規分野への投資に充てるとみられる

◆ソフトバンクの年間売上高は約3兆円で、グループ全体の35%を占める

そうです。

 

日経新聞の報道では、「ソフトバンクの上場益は、借金返済ではなく、海外の投資に充てられる」との報道もあり、相変わらず「孫さんらしい」行動ですが、少し心配になるのは、「ソフトバンクグループの財務体質は大丈夫なのだろうか?」です。

 

というのも、ソフトバンクグループには、2018年と2020年に、それぞれ約15千億もの返済が迫っているからです。

ソフトバンクを上場させることで、ソフトバンクグループのソフトバンクの持ち株比率は、現在の99.9%から70%ほどになるようですが、ソフトバンクの上場益を使うしか手段はないのではないでしょうか。

 

ソフトバンクグループ自体の時価総額は、現在、10兆円ほどあるようです。

20173月末の営業純利益は、1兆円を突破したといわれていますが、有利子負債のうち返済期限の迫っているものは、常に年間営業純利益近くあり、自転車操業です。

つまり、「売り上げの成長が止まったら、借金を返済できなくなる」わけです。

 

ソフトバンクグループは、「未来への投資」ということで、イギリスの半導体設計大手アーム社を3兆3千億円で買収しました。

しかし、「未来への投資であって、今は金を生む卵」ではありません。

そうなると、事業会社としては、「ソフトバンクの携帯事業」に頼るしかありませんが、楽天の参入などで過当競争が激化し、これ以上の売り上げ増は期待できません。

 

株式市場を見渡すと、現在は日経平均も23千円を超えていますが、2018年末には、18千円に下落すると予想するアナリストも多くいます。

そう考えると、「2018年中に上場して資金調達してしまおう」と考えるのは当然でしょう。

 

株価バブルがはじけると、時価総額を武器に買収を繰り返し、大きくなってきたソフトバンクグループは、ヤバいです。

借金がなければ、株価が下がって時価総額が下がっても、本業に注力を注げば、キャッシュフローは問題ありませんが、ソフトバンクのように借金を抱えていると、株価はグループ全体の生命線となります。

 

ソフトバンクが上場することになれば、親子上場となり、大型上場だけに証券会社も気合を入れて販売するでしょう。

きっと価値以上の高値を付けて、ソフトバンクは、資金調達に成功するのではないでしょうか。

今後に注目ですね。

 

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