2018年1月7日に、ネットニュースを見ていたら「経済評論家の三橋貴明氏が傷害容疑で逮捕」というニュースが飛び込んできました。
三橋容疑者は、一般的なプロフィールとしては、
◆1969年生まれ
◆1994年に東京都立大学経済学部卒業
◆大学卒業後、外資系IT企業、日本電気、日本IBMなどに勤務
◆中小企業診断士
◆2008年11月に三橋貴明診断士事務所(現:経世論研究所)を開設(フリーランスの活動)
◆2010年7月の第22回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で比例代表に立候補し落選
というものです。
私の記憶では、世間に知られるようになったのは、インターネット掲示板の2ちゃんねるでの発言でした。
確か、この時の発言は、『本当はヤバイ!韓国経済 迫り来る通貨危機再来の恐怖』(彩図社)として上梓され、私も当時、取寄せて読みました。
また、こちらは、私の記憶違いかもしれませんが、「週刊SPA!」でも、フリーランスとなる以前から、コラムを持っていたように思います。
私は、「千葉県の公立高校出身」、「年齢が近い」、「中小企業診断士資格を持つフリーランス」という似たような経歴から、彼の「情報発信力」に注目していました。
彼の主張が書かれた著作やブログを読むと、(上から目線ですが)「結構まともなことを言っているじゃん」という印象を持っていました。
ただ、テレビに出る経済評論家としては「見た目のうさん臭さ」(スミマセン)と「やたらと送られてくるメルマガ登録案内」という点から、「感覚的になんだか信用ならない」という印象を持っていました。
自民党から出馬した際は、選挙演説で、ガンダムのジオン公国を真似て「ジーク自民ジーク自民」と秋葉原で声を張り上げていたのが思い出されます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11330076#_=_
とりあえず、現時点では、三橋容疑者は、容疑を否認しているようです。
客観的には、被害者が「10代の妻」「過去に2回、警察から警告があった(その際は妻は被害届を出していない)」という点より「DV亭主だったのね」と片付けてしまいそうです。
しかし、「陰謀論」という観点で考えると、三橋氏の主張は、基本的に財務省が世間に喧伝してきている多くは「事実と違う」という論法ですから、「目障りな存在」と思われていたのは、間違いありません。
また、約3週間前(2017年12月13日)に三橋氏がアップしたブログ記事では、安倍総理との会食記事を書いていますが、そこでは、(以下引用)
「(略)ここまでやっている以上、近い将来、わたくしに何らかの「スキャンダル」が出るか、痴漢冤罪で捕まるか、弊社に国税が来るのは避けられないでしょう。わたくしは政治家ではないため、スキャンダルは大したダメージにならず、痴漢冤罪を避けるために電車移動もしないため、やはり「国税」という攻撃が最も可能性が高いと思います。(以下略)」
と書かれており、「国策捜査の可能性」をにおわせていました。
事件が、「国税」がらみではなく、「DV」というのが「財務省とは全く関係ない」ように見えますが、「逮捕」というニュースから、彼のイメージを貶めるには、適切な容疑です。
いずれにせよ、起訴はされず「罰金刑」程度だとは思いますが、早く、真相をブログ等にアップして欲しいものです。
でも、彼を今まで起用していたラジオやテレビは、ちょっと起用しずらいのかな、とも思います。
三橋氏は、大学教授でも、政治家でもなく、大規模シンクタンクの専門家でもなく、単なるフリーランスの経済評論家です。
フリーランスという立場を考えれば、世間に注目を浴びるために、派手で過激な論調もするでしょう。
そして、国に目をつけられた場合、守ってくれる組織も後ろ盾もいない。
日本では「おとなしく生きていないといけない」というメッセージであるとするならば、自由な発言ができないなんだか、窮屈な国家に気づかぬうちに深耕しているのかもしれません。
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