94回箱根駅伝は、青山学院大学が、史上6校目の「4連覇」を達成して幕を閉じました。

往路が終わった時点で、往路優勝の東洋大学と2位青山学院大のタイム差は36秒。

復路に強力なメンバーを残している青山学院大の4連覇は、往路の結果で、ほぼ決まったようなものでした。

 

それにしても、びっくりしたのは、「箱根駅伝のMVP賞」である「金栗賞」(最優秀選手賞)に選出された青山学院大学7区の林奎介選手(3年)です。

「びっくりしたこと」を思いつくまま上げると、

3大駅伝(出雲、全日本、箱根)に今まで出場経験がない

2012年に記録した設楽悠太選手の区間記録を破った

21.3キロ:1時間2分16秒。従来記録は、1時間232秒)

1万メートルのベストタイムは29597、ハーフのベストは、1時間328

◆ハーフベスト記録より、距離の長い箱根の区間7区(21.3キロ)を早く走っている

といった点です。

 

ちなみに、林選手が7区の区間新記録を出すまでの歴代ベスト4は、設楽悠太選手(現ホンダ)、佐藤悠基選手(現日清食品グループ)、小椋裕介(現ヤクルト)、武井隆次選手(元ヱスビー食品)とそうそうたるメンバーです。

これらの4選手との違いは、前述したように、なんといっても、「今回活躍するまで一般的には無名の選手だった」ことです。

しかも、1万メートルのベストが29分を切っていない選手が、区間新記録を樹立するのですから「青山学院大学の育成力、おそるべし」です。

 

4日朝の情報番組で、林選手は、225日に開催される東京マラソンに挑戦するそうです。

学生が目標にしている「箱根駅伝」で全力を出し切ったわけですから、正直、疲労は残っていると思います。

しかし、「タイムは勢いのある時に狙うもの」と私は思いますので、目標に掲げた「2時間11分台」を目指して頑張ってほしいです。

 

それにしても、あらためて、3つのことを実感しました。

1万メートルの持ちタイムと箱根は絶対的な相関関係はない

◆青山学院大学の原晋監督のデータに基づく指導はチーム力を高める

◆ライバルは他大学ではなく野球、サッカーなどのメジャースポーツであるという高い目標

です。

これらついては、また、後日、書いてみたいと思います。

(8区区間賞の青学下田選手)

(総合成績)

 

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