年末に、札幌近郊の電車に乗っていたら、冬休みに入った内地から北海道に遊びに来た大学生のグループ(会話内容から関西系の大学)が、巨大なキャスターバックを持って乗り込んできました。
暴風雪の影響で、列車は遅れていたので、運行ダイヤは乱れ、予定外の駅で停車をしたりしていました。
そのため、通常より、長く混雑しまくっている車内にいたのですが、大学生の話を聞いていると、いろいろ面白かったです。
例えば、北海道の場合、灯油やLPガスの供給は「バルク供給」が一般的です。
そのため、一般家庭をはじめ、集合住宅では、灯油のホームタンクなどバルク供給設備があります。
予定外の場所で電車が停車し、のろのろ運転をするので、大学生たちは、民家の脇にある灯油のホームタンクやガスのバルク容器を見て「あれなに??」と声を上げていました。
しかし、5~6人の大学生グループ内には、わかる人がいなかったようで、途中から別の会話に移ってしまいました。
「灯油のホームタンクですよ」と北海道にバルク供給が必要な理由を含めて、大学生に解説しようかと思いましたが、「知らないおっさんがなんか言っている」と変な目で見られるのも嫌だったので黙っていました。
でも、「内地にはあまりないもの」に、飛行機を降りて電車に乗って、車窓を眺めながら、すぐに気づいた点は、さすが若者。
好奇心旺盛なことはいいことです。
話は全く変わりますが、10~12月期のドラマでダントツの視聴率をあげたドラマは、テレビ朝日系の米倉涼子さん主演の「ドクターX」ですが、TBS系の「陸王」も最終話は20%超えと盛り上がりました。
私は趣味でランニングをしているので、興味深く最後まで欠かさずに見ました。
このドラマでは、ランニングシューズとして「足袋型の薄底ソール」が「ミッドフッド着地」に最適という論法で話が展開していきました。
確かに、5~6年前に、「足の故障が少ない走法」として、「裸足ランニング」(ベアフットランニング)がはやり、裸足感覚の「ビブラムファイブフィンガーシューズ」が話題になりました。詳細は省きますが、2017年12月3日に開催された福岡国際マラソンで、大迫傑選手が、日本人選手として2015年2月の東京マラソンで今井正人選手が出して以来の2時間7分台(3位)になりました。
この大会で、もうひとつ秘かに注目されたのは、シューズで、1位~4位までの選手は、すべて、ナイキのヴェイパーフライを履いていました。
このシューズは、厚底で、ある意味、これまでの常識を変えています。
さらに、話はずれますが、「電車の中で痴漢に間違えられた」場合は、昔の常識は「その場から逃げる」が定番でした。
しかし、最近では、加害者容疑をかけ垂れた人の手に付着した繊維や被害者の下着に付着したDNAが鑑定できるようになり「痴漢が事実なのか、狂言なのか」が科学的に判定できるようになり、必ずしも「その場から逃げる」は常識ではなくなりました。
(鉄道公安官や駅員も以前より、被害者の申告を決めつけた扱いはしないようになったらしい)
月並ですが、1日1日は、「長ーく」感じることもありますが、100歳を超えた人に「人生は長かったですか?短かったですか?」と質問すると、100%の確率で「短かった」と回答するそうですから、月日の流れるのはあっという間で、常識もいつの間にか変わっています。
例によって、まとまりがない〆ですが、こうした変化を感じる感覚が鈍くならないよう、2018年も過ごしたいな、と思った年の瀬でした。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ574号より)
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