仕事上、公的資格をいくつか取得しています。

昔は「合格したらそれっきり」という資格が多かったですが、今の時代は「継続的能力開発」、つまり、資格取得後も、指定された講習会を受講したり、知識習得に研鑽したという証拠資料を提出しなければ、資格が更新されない時代になりました。

 

冷静に考えれば、それは、もっともなことで、10年以上前に当時は業務上の必要性があり取得した資格でも、その後、全く関係のない仕事がメインになり、使っていなければ、資格があっても、まったく役に立ちません。

要は、リハビリしないかぎり、資格取得時の知識は半減以下となっていますし、再勉強しないかぎり、業務から離れていた期間に改正された法令や最新技術については知識ゼロなのですから当然です。

 

さて、20179月に私が保有しているある資格の「更新要領」が資格の認定団体事務局から発表されました。

主な更新条件は、

1)審査員研修会(2017年版)を受講していること

2)審査員研修会(2017年版)の研修内容に関する確認試験に合格すること

3)Excel検定に合格すること

などです。

 

その他にも、今回の更新要領の改正で、「75歳以上の方は認知症に関する診断書の提出(2年に1回)」といった条項も加えられました。

 

主な更新条件の一つである「Excel検定」を先日、受験してきました。

Excel検定」として指定された資格は「日商PC検定データ活用ベーシック」または「サーティファイExcel 表計算処理技能認定試験 3級」。

調べてみると、前者の「日商PC検定」の方が「受験料が安い」(日商:4120円、サーティファイ:5800円)、「試験会場と日程が豊富」なので、「日商PC検定」を受けることにしました。

 

私の記憶をたどれば、Excelは、少なくとも1997年からは仕事上、使用しるので、約20年間仕事で利用しています。

特に「Excelの使い方」といったテキストを購入したことも、パソコンスクールに通学したこともありませんが、日常的に「不自由」していないので、「Excelのデータ処理の実技試験(30分)だけだし、特段の学習の必要はないだろう。学習ゼロでも合格ライン(70点)には届くだろう」と高をくくっていました。

 

しかし、いざ、受験してみると。。。

あえなく「不合格」(汗)

正直、「マジかよ」でした。

 

そこで、慌てて、「日商PC検定のテキスト(1200円)」をネット注文しました。

ネット注文では、この資格の更新する人が間違えて「日商PC検定(文書作成)ベーシック」を購入する例が多いようで「〇〇資格の更新に必要な資格は、文書作成ではありません、データ作成です。間違えないようにしてください」の注意事項が記載されていました。

 

テキストが届き、中身は、まるで読む気がしなかったので、テキストに付属して記載されている「URL」にアクセスして、練習問題をダウンロードしました。

このダウンロードした練習問題(4題)を徹底的に解くことにしました。

(といっても、実質的な学習時間は、約23時間でした。)

 

そして2回目の受験。

なんとか「合格」でした。

 

試験を受けた最初の感想は、ダウンロードした練習問題にはない課題もあり、少し慌てます。

ただ「合格ラインに届けばいいんだ」と一部の設問は捨てる戦略にすれば、練習問題を完璧にやっておけば、8割はできるでしょう。

その他、備忘録的に、受験した感想を整理すれば、

・出題は、ランダム

・意外と時間が足りない

・問題は、表計算、データの論理式を使った並び替えやフィルターを使った抽出、図表作成

・ある設問ができないと次の設問が処理できない問題が多い(芋ずる式に未回答になる)

・基本的な数式がつくれないと時間がない(例:利益率、達成率、原価計算)

・コマンドを覚えておくと処理が速くできる

(自己流のやり方でコマンドを使わないと時間がかかるものがある)

・今までExcelを全く使ったことがない人だと、学習時間は50時間程度は必要ではないか

・・・

などです。

 

それにしても、このレベルでは、私は絶対に、事務作業で、派遣会社に登録することは無理だろうな、と思いました(涙)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ572号より)

 

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