日本陸上競技連盟の伊藤浩司強化委員長が、自らの意思で1219日に辞任した。

辞任理由は大きく3つで、

◆少し距離を置き、余裕を持って強化組織の透明性とその在り方を含めて熟慮する時間を作る

◆勤務する甲南大が2019年に創立100周年を迎えて陸連の仕事との両立が困難

◆桐生祥秀選手が日本人初の9秒台となる998を出したこと

を「区切りと捉えている」という。

 

うろ覚えなので、記憶違いかもしれませんが、伊東浩司氏は、強化委員長に就任する以前にも確か、短距離部長の職を任期途中で退任されたように記憶しています。

 

日本陸連の強化委員長は、 リオデジャネイロ五輪まで1年を切った2015年に、原田康弘氏が北京世界陸上の成績不振の責任を取って辞任し、その後、麻場一徳氏が副委員長から昇格して約1年務めた後に伊東氏が引き継ぐ形で就任された。

私は、この時の人事について「麻場氏は原田氏の後のワンポイントリリーフで、伊東氏は、陸連に頼まれて、本音は、仕方なく就任したんじゃないのかな」と思っていました。

 

私は伊東氏にお会いしたことがないので、勝手な「伊東浩司像」の想像ですが、

・陸上が好き

・組織の中での出世には興味がない

・陸連以外の立場で選手を育てたい

といった思いが「3つの辞任理由」以外の背景にはあるのではないかと思います。

 

マスメディアでは、

◆伊東氏就任から、わずか13ヶ月の交代

◆日本陸連の強化トップの交代は2年余りで3度目の異例の事態

◆伊東氏は就任会見で、陸上人として東京五輪にはどんな形でもかかわりたい、と話した

といった状況から「不可解な辞任劇」という論調です。

しかし、私の中では「伊東さんは、強化委員長という表舞台には立ちたくないんだろうな」というのが本音ではないかと予想します。

 

伊東氏世代には、大学教員系では、400mハードルで活躍された苅部俊二氏(法政大学教授)が短距離部長にいます。

麻場氏は、伊東氏の突然の辞意表明で、ワンポイントリリーフとなったに過ぎないと思われ、次期を見て、苅部氏が強化委員長に就任するのではないかと思います。

 

ただ、マスメディアが暗に報じるように「陸連組織人事に闇」があるとするならば、日本バスケットボール協会を立て直した元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏のような外部の人間を一時的に招聘して、大なたをふるわないと、根本的な点では変わらないのかもしれないですね。

 

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