48回防府読売マラソンが20171217日に開催されました。

朝方は、雪がちらついていて、例年通り寒い大会になりました。

大会本部の発表では、確かスタート時点の気温は4.5℃でした。

 

注目の川内選手は、防府読売マラソンは、コースの相性がよく、大好きな大会と公言していて、結果的には、2週前の福岡国際マラソンよりタイムが役50秒早く、3年ぶりの優勝でした。

また、MGC出場の条件の一つである「設定期間中の上位2レースの平均タイムが2時間11分以内」も達成して出場権をゲットしました。

 

川内選手は、前日会見で「川内絶対勝て!」と声援を送ってほしいといっていたので、私は、沿道では精いっぱい「川内、いけー、絶対勝て!!」と応援しました。

 

今回の防府マラソンでは、ペースメーカーへのリクエストタイムは「キロ36秒」。

つまり、5キロ1530秒ペースで、2週前の福岡国際よりキロあたり6秒(5キロだと1500秒で30秒)遅い。

このペースだと、完全に川内選手がはまるペースです。

予想通り、このペースだと後半のいつもの鬼気迫る追い上げで2時間10分。

 

陸連元専務理事の帖佐さんも言ってたけど、川内選手の心肺機能が若い頃にロードばかりでなく、トラックで鍛えて、1万メートルを28分台で走る走力があれば、きっと2時間7~8分台を10回以上出していたでしょうね。

 

それにしても2位の濱崎選手(南城市役所)も2週前のNAHAマラソンを走っていて「シーズン中に何度もフルマラソンを走ることは市民ランナーの常識」となっています。

ちなみに、濱崎選手は、沖縄工業高校→亜細亜大学(箱根駅伝を経験)→小森コーポレーション(20173月まで)→南城市役所という経歴だそうです。

 

一色選手は37キロまでは元気だったけど、その後完全に失速。

もしかしたら、長い距離を走って鍛える「スピード持久力」が十分に積めていなかったのかもしれないですね。

 

この大会は、ブラインドランナーの道下美里選手が「世界記録」を樹立しました。

道下選手は、3年前のこの大会で2時間59分21秒の日本記録を出したて、私は、その時、一緒に記念写真を撮らせていただきました。

従来の世界記録は、2016年ロンドンマラソンで、ロシアのエレーナ・パウトワ選手が2時間58分23秒でしたが、今回道下選手は2分以上早い2時間5614秒でした。

道下選手は、「みんなで取れた世界記録」とうれし涙を流したそうですが、今回は、「普通に走れば絶対世界記録はいける」と自信を持って臨んだそうです。

 

1か月前の福岡マラソンで、道下選手はゲストランナーに呼ばれていて、一緒に走り声を掛けさせていただきましたが、沿道からみていても、調子がよさそうでした。

ただ、報道によると、「スタート直後に他の走者と3回も接触するアクシデントがあり、最初の5キロはこの日最も遅い21分19秒と出遅れた」とあるので、前半は、ペースをつかむのに苦労されたようです。

 

防府のコースは、前半は海沿いの工業地帯をぐるぐる回り、後半は市街地を往復して跨線橋などを通り、陸上競技場に戻ってくるコースで、一般的には「後半がしんどい」のですが、ブラインドランナーにとっては、前半の方が走りにくいのかもしれません。

前半は「90度カーブ」が何カ所もあり「スタート時の混雑」もあり、道下選手は小柄なので、接触もしやすいのではないかと思います。

 

会見では、「東京マラソンまでに2時間50分を切る走力を付けたい。来年は2時間52分台を狙って徐々にレベルアップできれば」と話したそうで、まだまだ、記録は伸びそうです。

 

それにしても、やはり、私にとって「防府読売マラソン」と「別府大分毎日マラソン」は、テンションが上がる大会です。

来年は、走れるようになって、このコースを駆け抜けたいです。

 

 

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