マナー講師の平松幹夫氏が「スーツ姿にリュック型のビジネスバック」が、マナーとしてどうなの?というコラムを書いていました。
結論から言えば(私の解釈ですが)、平松氏は、
◆利便性、機能性、ファッション性を追い求めるのもいいかもしれない
◆ただ、ビジネスマナーの目的は「相手に好感を与え、よりよい人間関係を築くこと」
◆リュックを背負うのも、常に相手がどう感じるか?で判断したいもの
とおっしゃっていました。
要は、「状況判断で使い分けましょう」ということでしょう。
私見ですが、「リュック型ビジネスバック」は、
◆クールビズやウォームビズが習慣として定着した
◆ファッション感覚や価値観、ホリエモンのような「Tシャツ姿」といった「型にはまらない服装」が推奨されている
◆スマートフォンの普及により「両手の自由度」に価値が置かれるようになった
といった点から、今後は、今以上に「一般化」していくでしょう。
ただ、
◆混雑する公共交通機関では、リュックを降ろす
◆訪問先では、コートを脱いで入室するように、リュックを降ろす
◆古風な価値観が「通常」の場においては、リュックは違和感がある
のではないかと思います。
私の20年以上前の経験ですが、初めての転職で、大手コンサルティングファームに転職しました。
社会に出て初めての会社も、半官半民のみなし公務員の仕事でしたので、ビジネスシーンにおける身なりや言動は、「少々硬め」を日常的に心掛けていたつもりでした。
しかし、転職したコンサル会社の私の指導係の先輩に最初に指摘されたのは「移動日の服装」です。
例えば、月曜の朝から出張先での仕事がある場合、前日の日曜日に出張先に移動します。
夏場であれば、スーツは暑いですから、「下着、ワイシャツ、スーツの上着」だと汗をかくこと必至なので、「ポロシャツとスーツの上着」スタイルで、出張先に向かいました。
日曜の夜に、先輩コンサルと仕事の打ち合わせをすることになり、その格好で打ち合わせに向かうと「君は、この格好でここまで来たのか?」「仕事をする気があるのか」「出張は遊びではない」など、職場実習の高校生か大学生に向かって言うような言い方で、叱られました。
当時は、データをスキャニングしてパソコンで持ち歩く、あるいは、ネットやクラウドからデータを引っ張ってきて利用する、という時代ではなかったので、ビジネスバックには、コピーした資料や参考文献で荷物がたくさんありました。
そのため、ビジネスバックと荷物運搬用に少しカジュアルなバックで出張先に向かったのですが、そのことも、先輩コンサルからはきつく叱られました。
そのコンサル会社は、今の時代であれば、若干「パワハラ」「モラハラ」的な文化があるタテ社会でしたので、本質的な仕事を覚える以前に、ビジネスマナー的な面での規律が厳しく、ストレスになりました。
その経験がトラウマになり、つい7~8年ほど前まで、人によっては「レジャーに来たのか」と思われかねない「キャスターバック」は「使用しない」ことを自分に課していました。
さすがに、今の時代は、ビジネスでも「キャスターバックを抱えて訪問先に行くこと」に「違和感がある」と捉える人が少なくなったことと、自分のからだが「若い時のように無理がきかない(階段で息が切れる、腰痛持ちなのでぎっくり腰になる)」ので、「自分に課していた禁忌事項をご破算」にして、キャスターバックやリュック型ビジネスバックに持ち物を切り替えました。
話は少し変わりますが、「訪問先企業に交通費や宿泊費など経費負担をしてもらっている仕事」の場合は、「仕事アフターの予定」についての言動に注意しています。
気心の知れた訪問先企業の担当者なら、まだ心を許して、仕事が終わった後のプライベートな話を雑談でしてもいいかもしれないですが、その会社の管理層や経営層によっては、「うちが支払う交通費で仕事に来ているのに、うちの仕事の後は、ついでに観光地巡りをするのか」と不快感を持たれる可能性があるので、できるだけ「仕事の後のプライベートな予定」は、話を振られても、話さないようにしています。
この辺の「感覚」は、時代とともに相手側の自分との年齢差、価値観の変化もあるので、「ユルすぎる」のも「硬すぎる」のも失礼になるので「空気を読む」センスがビジネススキルのひとつなんでしょうね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ561号より)
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