教育学者で東京大学准教授の中原淳氏が、「論理的思考を鍛えるための4つのポイント」を紹介していました。
ご存知の方も多いと思いますが、私も年に数回「ロジカルシンキング」の社内勉強会やオープンセミナーの講師をすることがあります。
中原氏のコラムを読んで、「なるほど」と思うところがあったのと同時に「同感です」という部分もあったので、以下に、中原氏のコラムのポイントを引用させていただきます。
(以下、引用(抜粋)です)
「論理的思考(ロジカルシンキング)」というものがあります。
(中略)
僕は、一応「大学の教員」などを行っておりますので、論理思考(ロジカルシンキング)にはひとかたならぬ関心をもっています。
なぜなら、学生や大学院生に「論理」や「ロジック」をいかに「組み立てるか」を教えることは、僕の仕事だからです。
どのような仮説をもち、どのようにデータを収集し、どのように検証していくのか。「仮説ーデーター結論」の間に、いかなる論理を組み立てるか。これを学生とともにつくりあげていくことが、僕の仕事です。論理的思考は、イコール、研究をすること、論文を書くこと、プレゼンをつくること、に直結するからです。
(中略)
持論をまとめますと、下記の4点になります。
1.論理的思考は、「必要性」にかられなければ教えられない
2.論理的思考は、「素材なし」では教えられない
3.論理的思考は、「論理的思考させるなか」でしか教えられない
4.論理的思考は、「フィードバックなし」では教えられない
裏をかえせば、
1.論理的思考は、「前もって」準備しておこうと思っても、なかなか身につかない
2.論理的思考は、「座学」だけでは、なかなか身につかない
3.論理的思考は、「机上の空論」では、なかなか身につかない
4.論理的思考は、「ひとり」でうんうん考えていても、なかなか身につかない
ということになります。
(中略)
論理的思考を鍛えるってのは、「手間暇かかる」ということです
これを裏返せば、
「鍛錬なし」では、人は、それほど論理的に物事を考えられない
ということになります。
(以下略)
(引用ここまで)
中原氏の考えに「激しく同意」なのは、「論理的思考力」は、「トレーニングで鍛えられるもの」であり、「社会経験があると自然に身に付くもの」では必ずしも言えないということです。
つまり、高学歴な人や社会経験豊かなビジネスエリートや知識人の方でも、「筋道を立ててわかりやすく説明してください」というお題だったら、ロジカルシンキングのトレーニングを受けたCランク大学出身者や学生、新人社会人の方が、上手く説明できるはずです。
もちろん、社会人になると「論理的な説明力が求められ、必要に駆られ論理的思考を学んだり会社から研修に出されたりする」機会があるので、全般的な傾向としては「社会人の方が学生より論理的思考力が高い」かもしれません。
いずれにせよ、ロジカルシンキングは、
◆必要に迫られたか
◆ものごとについて考え抜いたことがあるか
◆プレゼン能力について誰かに評価を受けて鍛えられてきたか
という経験を経て、向上するものなのです。
上記で示した「論理能力向上要素」の中の「ものごとについて考え抜いたことがあるか」については、日常の出来事やニュースを、漫然と「ふ~ん」とサラッと知識として捉えるだけでなく、「考え抜く習慣を持つ」だけでも、「浪花節的」な「感覚主義、感情主義」から抜け出るトレーニングになると思います。
最後は拙著の宣伝になってしまいますが(笑)、このあたりは、ぜひ、「ちょロジ」をご一読いただけると幸いです。
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