ビジネスシーンではプレゼンをする機会が数多くあります。わかりやすいプレゼン資料を作るためには事前にしっかりと資料の構成や論理展開を考えておく必要があります。

ご存知のように、プレゼンテーションとは、「相手に自分の意見や情報を伝え、理解し・納得し・行動してもらい、それにより自分の目的を達成すること」です。

このように捉えるならばプレゼンは、ビジネスだけでなく地元自治会やマンション管理組合での説明など日常生活のありとあらゆる場面で行われていることが分かると思います。

 

 

そこで、「わかりやすいプレゼン資料」を作るためのポイントを、以下に、備忘録的にまとめてみました。

 

 

◎ビジネスにおけるプレゼンの位置づけ

プロジェクトの流れ

・プロジェクト前

・問題の定義

・問題解決策の立案

・問題解決策の提案 →ココがプレゼン

・問題解決策の実行

・プロジェクト後

 

 

◎プレゼンの流れ

・相手と目的、メッセージの設定

・全体の構成を考える

・ストーリを考える

・論理展開を考える

・資料作成

・動きや話し方の検討

・実際のプレゼン実施

 

 

◎プレゼンの相手・目的

あなたがプレゼンテーションを行おうとする相手は誰か?

また、プレゼンテーションの目的は何か?

プレゼンテーションの準備をする前に、この2点をよく把握しておく必要があります。

「プレゼンの目的」=「ゴール」

では、「ゴール」とは・・・

→相手に行動してもらうこと

 

 

◎相手に行動してもらうプレゼンのコツ

①相手がプレゼンテーションの内容を理解できる

→「何を伝えたいのかさっぱりわからない」では行動に移らない

②相手がプレゼンテーションの内容に納得できる

→「言いたいことは分かるけどやりたくない」「何をして欲しいかは理解したが本当にできるのか腹に落ちない」という状態だと、相手はその後の行動を起こさない

③相手がプレゼンテーションの内容をもとに実際に行動できる

→「理屈はわかるが実際にはできない」という状態だと、相手はその後の行動を起こさない

 

 

◎ストーリーの基本形

ストリーの基本形は、「起承転結」。

・起:事実

・承:「起」の解説

・転:「起承」とは関係のない事柄

・結:結論

ただし、起承転結は、文学の世界で使われたストーリーなので、ビジネスでは使いにくい時もある

 

 

◎ビジネスにおけるストーリーは問題解決の提案

問題解決には「空雨傘」と呼ばれるストーリーが分かりやすい。

これは、

「空に雲が多い」という事実から、

「雨が降りそうだ」という解釈を行い、

「傘を持っていこう」という行動を起こす

という流れです。

 

 

◎プレゼンの論理展開

①演繹法

いくつかの事実や情報を関連づけ必然的な結論を導く思考方法

②帰納法

多くの観察事項や事実から共通点をまとめ上げることで、結論を引き出すという思考法

演繹法や帰納法といった思考法を活用し伝えたいメッセージを相手が理解し納得できるように論理展開を組み立てていくことが大事

 

 

私も、これまでの人生で何度もプレゼン資料を作りました。

しかし、相手を「その気にさせ、行動してみよう」につながるようなプレゼン資料が作ってこられたかというと疑問です。

上記にまとめたポイントを意識して、これからも作っていきたいな、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ564号より)

 

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