2017年9月26日付の福井新聞が、
「JR西日本金沢支社は(9月)25日、福井県鯖江市のJR北陸線北鯖江駅の券売機で切符を購入した利用客に対し、誤った額の釣り銭が払い出されるトラブルが14件あったと発表した」
という記事を掲載していました。
記事によると、
◆本来より少ない額が払い出されたのは4件(不足分計1800円)
◆そのうち2件(不足分計630円)は未返金(現在、申し出なし)
◆グループ会社社員が券売機に釣り銭を補充した際、100円硬貨を入れるところに10円硬貨を、10円硬貨を入れるところに100円硬貨を入れた人為ミスが原因
◆乗客から指摘があり判明(釣銭補充時間は8時40分ごろ、指摘は11時頃)
◆合計19件の券売機の利用があり、5件については釣り銭はなく、10件で計900円多く払い出した
◆釣銭の超過分については、返金を求めない
ということだそうです。
今の時代、駅の機能はかなり便利になり、鉄道ファンとしては、「昔と比べるとこんなにも駅の券売機の機能が高度化したの??」と目を見張るものがあります。
今回の券売機ではないですが、一昔前は、座席の予約を取る場合、みどりの窓口に並びましたが、今では、複雑な経路や一部の企画切符を購入する場合を除いて、殆どのことが券売機で可能です。
また、近距離切符専用の券売機もsuicaなどのチャージをする場合、クレジットカードが使えるものもあり、また硬貨でキップを購入してもちゃんと領収書が発見され、便利です。
さらに、「硬貨の識別機能」も優れていて、少し変形した硬貨だと、はじかれてしまうぐらいです。
そんな時代にもかかわらず、「釣銭補充は人力で、ミスしても、それを機械自体が認識しない」とは不思議です。
10円、100円の補充プロセスに、異物(例100円の場所に10円が混入)があれば、はじくシステムにはできなかったのかな?と思います。
駅の券売機ではありませんが、私の経験(もう10年以上前)では、清涼飲料水の自動販売機で、コーラを注文したつもりなのに、ポカリスエットが出てきたことがありました。
おそらく、ペットボトルの補充の際に、入れ間違えたのでしょう。
この時は、「まぁいっか」で済ませましたが、街中にある管理者が誰だかわからないような自販機だと、文句のいいようもありません。
駅の券売機に話を戻しますが、個人的にたまにやらかすのが、「券売機のトラップに引っかかってしまうこと」です。
「トラップ」というといい過ぎですが、券売機が便利になりすぎて、例えば、「片道しか必要ない」のに「帰りはどうしますか」的な画面が出てきて、誤って「購入」を押してしまって「やけに高い金額だな」と思って、発見された切符をよく見ると、「帰りの分」も購入してしまっているときがあります。
また、面倒なのは、この場合、有人窓口でないと、「払い戻しができない」ことです。
電車の時間が迫っていて時間がない時など、手続きが面倒になって、そのままです。
今は、まだ、自分が働き盛りの年齢なので、いいですが、20年先、30年先には、券売機の前でマゴマゴして、若い人に迷惑をかけるようになるのかと思うと不安です。
冒頭の「JR西日本の人為的ミス」は、「サービス提供者側」の話で、こちらは「徹底した再発防止策」を講じて欲しいですが、「ユーザーサイドのミス防止対策」もサービス設計段階で考慮して欲しいな、と思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ561号より)
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