2017922日付のITメディアビジネスオンラインが、

「阪急電鉄が伊丹空港乗り入れに積極的な姿勢を見せた」

という記事を掲載していました。

 

 

記事では、

◆伊丹空港線が実現すれば伊丹空港と大阪都心の梅田が1215分程度で結ばれる

◆少子化予測で鉄道路線建設は停滞する中で、有望株は空港連絡鉄道

◆羽田空港は、京急空港線と東京モノレールがターミナルビルに直結している

◆成田空港は、JR東日本と京成電鉄が乗り入れている

といった状況をもとに、全国各地の空港連絡鉄道の可能性を考察していました。

 

 

私の感覚的な私見ですが、大きな国内空港は、鉄道空港線を整備して欲しいと思います。

北から空港を上げていけば、

・新千歳空港

・仙台空港

・成田空港

・羽田空港

・中部国際空港

・大阪空港(伊丹空港)

・関西国際空港

・福岡空港

・那覇空港

です。

 

 

この空港の中で、アクセスが不便なのは、やはり「伊丹空港」です。

鉄道では、大阪モノレールが、乗り入れしていますが、大阪モノレールは「環状線」的な役割であり、梅田など大阪中心部から直結路線ではありません。

 

 

福岡から大阪に移動する鉄道と飛行機の利用者割合がわかりませんが、おそらく「新幹線移動」の方が多いでしょう。

その理由は、「伊丹空港や関空からのアクセスの悪さ」です。

こうした観点からも「阪急の伊丹空港線の建設」は有効だと思います。

また、伊丹空港線を作ることで、空港利用者だけでなく、近隣住民の足も便利になります。

つまり「市民の足となるかどうか」が空港連絡線建設のポイントだと思います。

 

 

しかし、他の地方空港の「鉄道空港連絡線建設」は、有効かといえば、微妙な気がします。

函館空港には、JRと函館市電がアクセス線を建設する候補になると思いますが、空港利用者以外の「市民の足」となるかどうかは微妙です。

花巻空港も東北本線花巻空港駅があり、空港まで数キロですから(現在は、花巻空港駅から花巻空港へはバスに乗り換え移動)、盛岡や北上から鉄道で直接空港にアクセスできるのなら便利ですし、実際、自分も何度も花巻空港を利用しており、そう感じましたが、空港利用者以外はアクセス線を使わないでしょう。

また、花巻空港の便数から言っても、建設はコストパフォーマンスに合わないと思います。

 

 

個人的には、羽田空港と成田空港の直行運転をして欲しいな、と思います。

現在、成田エキスプレスは、成田⇔東京、品川、渋谷、新宿、池袋、横浜などを結びますが、羽田空港には乗り入れていません。

ただ、東京モノレールにJR東日本は出資しているので、「モノレールの活用」を主軸にして「羽田、成田の直行運転」や「新線建設」は計画にないのかもしれないです。

 

 

地方空港の場合は、佐賀空港などがそうですが、「旅行者は佐賀駅などからのバス」、「地元の人は駐車場がタダの自家用車」という考えで、利便性を高めていった方がいいのかもしれないですね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ560号より)

 

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