2017929日号の週刊ポストによると、

TBSラジオが、今季限りで、プロ野球中継から撤退する」

という。

 

 

記事によると、

TBSラジオは、個人聴取率調査では2001年から現在まで16年連続首位を維持している

TBSラジオのプロ野球の初中継は19523月の巨人VS毎日のオープン戦

◆現在は毎週火~金曜のナイターを中継しており、巨人戦が約8割を占めている

◆近年の野球中継の聴取率低下で広告収入が激減したことが撤退理由

◆各球場のラジオ用ブースの使用契約料もバカにはならず、採算が厳しい

TBSラジオの入江清彦社長は20155月の記者会見で、「ラジオで野球を楽しむ習慣が遠のいている」と述べていた

そうです。

 

 

個人的には、プロ野球に熱中していた小学校、中学校の頃は、宿題や受験勉強をサボって、ラジオで野球中継を聞いていた世代なので、TBSの撤退は時代の流れかもしれませんが寂しいです。

ランニング仲間にNHKアナウンサーの方がいますが、ラジオのスポーツ実況は「職人的技術」だそうです。特に「大相撲のラジオ中継」は、「天下のNHKさま」でも、きちんと実況できるアナウンサーは数えるほどだそうです。

 

 

テレビ中継を見ているときは、私は「実況も解説も最小限でいい」から静かに見させて、と感じるタイプです。

しかし、ラジオは、投球動作からバッターのしぐさ、ランナーの動き、ゴロやフライが上がったときの描写を音声だけで伝えるのですから、すごい技術で、聞いているだけで、臨場感が画像以上に伝わると感じるときがあります。

 

 

ただ、確かに、当時は、「テレビが見られなければラジオで速報確認」という時代でしたが、今では、ネットで速報が文字情報でリアルタイムに近い形で報じられ、実際私も途中経過確認はネットです。

 

 

また、ラジオは「radiko」で聞けるとはいっても、エリア外放送は使用料がかかりますので、なかなか利用しません。

 

 

あと、ラジオ局側の問題もあると思います。

ラジオは、NHKTBS,文化放送、ニッポン放送、ラジオ日本などがキー局ではありますが、文化放送以外(文化放送はライオンズびいきをウリにしていますね)、巨人戦ばかりです。

30年前と違って、プロ野球ファン=巨人ではない時代ですから、各社で調整して、他の試合を中継して欲しいです。

同じ試合の放送であれば、実況や解説のうまさでリスナーは選ぶし、少なくなっているプロ野球ファンの間でチャンネルの過当競争になり、野球に興味がない人はFM放送に流れ、プロ野球中継の聴取率がさがるのは必然でしょう。

 

 

それにしても、鉄人衣笠氏、大魔神佐々木氏、元広島・巨人投手の川口氏などTBS野球解説のみなさまは職場を追われてしまうのでしょうか。

なんだか寂しいですね。

 

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