2017年9月1日付の読売新聞が、
(以下引用)
「中国政府は企業の設立時に登記する名称についての禁止事項などを定めた新ルールを公表した。
具体的な禁止例として、「大和」などを挙げており、日本企業の中国でのビジネスに影響する恐れもある」
(引用ここまで)
と報じていました。
新ルールの意図は、
◆植民地文化のニュアンスがあり、民族の尊厳を損ない、人民の感情を傷付ける企業名の排除
◆企業名には中国標準の漢字(簡体字)を使うことを義務付け自国文化を尊重する
◆反日感情の徹底
といったことが考えられるでしょう。
それにしても、中国のこうした動きは、国際的にみれば「エキセントリック」でしょう。
「反日感情を煽る」ことで、何が生まれるのでしょう。
なんだか、悲しい話です。
それにしても、新ルールで「アルファベットなど外国の文字やアラビア数字の使用を禁じた」という、狙いがよくわかりません。
日本にも「法人登記する場合のルール」がかつては相当ありました。
昔は「-」(ハイフン)や「&」(アンド)、「・」(中点)などは使えませんでしたが、いまは、
・漢字
・ひらがな
・カタカナ
・ローマ字(大文字、小文字)
・アラビヤ数字(0、1、2、3、4、5、6、7、8、9)
・一部の符号(&、’(アポストロフィー)、,(コンマ)、-(ハイフン).(ピリオド、・(中点))
が使用できます。
あとは、「銀行」など「特定業種を表す用語」には制限がありますが、その他では「公序良俗に反しない名称は使用できない」ということぐらいしか決まっていません。
それにしても「大和」が使えなくなると「大和ハウス」や「大和証券」などや関連企業が中国に新会社を立ち上げるときはどうなってしまうのでしょう。
しかも、登記名には「漢字が原則」ですから「アルファベット表記」もできません。
これらの「新ルールで使えない会社名」に関係する企業が、中国でどんな企業名にするのか、注目したいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ557号より)
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