2017年8月17日に衝撃的なニュースが飛び込んできました。
それは、世界陸上女子マラソンの元代表で2005年のヘルシンキ大会では6位入賞を果たした「原裕美子選手」が、窃盗容疑で逮捕されたという報道です。
8月18日付のスポニチアネックスの報道では、
(以下、記事より抜粋)
◇逮捕容疑は7月30日午後4時10分ごろ、足利市内の「セブン―イレブン足利大月町店」で、化粧水や清涼飲料、菓子パンなど8点(計2700円相当)を万引した疑い
◇在庫整理で商品が足りないことに気付いた店長が8月3日に署に届け、店の防犯カメラの映像などから原容疑者が浮上した
◇8月3日午前8時すぎ、両親と住む自宅にいたところを逮捕した
◇本人は「間違いありません」と容疑を認めており、淡々と調べに応じており、警察では余罪を調べている
(引用ここまで)
とのことです。
原選手はテレビメディアには、ゲストコメンテイターなどで出演することはほとんどないので、一般的には有名でないですが、ランニング関係者の中では、有名人です。
なんといっても、京セラ時代の2005年3月の初マラソン(名古屋国際女子マラソン)で優勝した衝撃のデビューは、忘れられません。
その後、2005年と2007年のヘルシンキ、大阪の世界陸上に日本代表として出場した頃が、今思えば「原選手のピーク」でキャリアハイの時期でした。
原選手の走りを知っている人にとっては常識ですが、「常に泣き出しそうで、かつ、死にそうな形相で、呼吸も荒いけど大きく失速せず速い」が彼女の特徴でした。
おそらく、ピークを過ぎたころから競技者としての伸び悩み、2010年に「小出義男監督」率いる「ユニバーサルエンターテイメント」に移籍して再起をかけたのでしょう。
ユニバーサルは2013年に退社し、私自身は、2014年1月の「千葉マリンマラソン」で、一般の市民ランナーとして出場している原選手を見つけ、一方的に「ファンです、お疲れ様です」と声を掛けたら「驚いたような顔をして、お疲れ様でした」と言葉を交わしたのがリアルに原選手を見た最後かもしれません。
個人的には、窃盗金額が少額なのに、「逮捕されたこと」に驚きです。
しかし、「8点を万引き」しているので、そうは考えたくないですが、「魔が差した」というより「慣れている」のかもしれません。
法律家でないので、勝手な想像ですが、最終的には、不起訴になり、罰金刑の処分になるのではないでしょうか。
ネット情報だと、最近の原選手は、ゲストランナーとして市民マラソン大会に呼ばれていることもあったそうなので、今後そうしたお仕事はなくなるでしょう。
それにしても、ランニング系アスリートの警察沙汰といえば、現在は九州地区の実業団に所属(社会人2年目)する青山学院大学のエースランナーの暴行事件(暴行当時は在学中)は、確か書類送検されたはずですが、各マスメディアの報道では、名前は公にされませんでした。
ネットの世界では、「在学中の事件なんだから(2017年1月の)箱根駅伝を辞退すべき」とか「原晋監督は責任を取るべき」などの声も上がっていましたが、関係者はダンマリを決め込んでいました。
「原裕美子選手と元箱根ランナーの違い」は何か?と考えると、「一般の市民ランナーなのか、箱根の雄である青学出身&将来を嘱望されている実業団選手」の違いかもしれないですね。
ランニング界では「元箱根ランナーの元恋人に対するDV的暴行事件」は有名な話ですが、世間一般が知れば、大騒ぎになります。
そうなると、箱根駅伝は盛り上がらないし、スポンサーのサッポロビールや放送する日本テレビ、現在所属している実業団への影響は計り知れないです。
報道機関は公平・公正であるべきで「報道に公平さを欠く」気はかなりしますが、それが現実社会なのかもしれません。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ555号より)
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