マネジメントシステムの国際規格であるISO9001(2015年版)では、
「4.1 組織及びその状況の理解
組織の目的及び戦略的な方向性に関連して、品質マネジメントシステムの意図した結果に影響を与える外部および内部の課題を決定する」
と要求されています。
これは、俗に言う「組織の外部・内部の課題の明確化」です。
つまり、
◆組織の事業目的に対する、外的な事業環境と、社内的な課題を決める
◆組織の事業を継続する上で必要な戦略に対する、外的な事業環境と、社内的な課題を決める
◆これらを考慮して、要求事項を満たした製品・サービスを提供することを通して、顧客満足を向上させるために何をしたらいいかを決める
ということです。
大企業はもちろん、中小零細企業の経営者でも、「組織の外部・内部の課題」を明確に文書化しているかどうかは別にして、少なくとも頭の中では「これが課題です」と認識しているでしょう。
したがって、ISO9001の「4.1 組織及びその状況の理解」について組織としては、
「経営者は課題を明確にする」
↓
◇その課題を達成できるように、各課題に関連する部門の活動を明確にする
◇その活動について、達成度と具体的な取組み計画(方法、日程、担当)を明確にする
◇その達成度と具体的な計画の進捗状況を経営者が把握しレビューできる場を明確にする
ということをしっかり実施しておけばいいでしょう。
少し話はそれますが、先日、Facebookから「アンケート」が来ました。
そのアンケートでは、「御社が直面している最も重要な課題は何ですか?」という質問でした。
「重要な課題」が列挙されていて複数選択する形式で、具体的には、
・収益維持
・海外市場への拡販
・新製品や新技術の開発
・事業拡大資金の確保
・サプライヤーの発掘/連携
・運転資金の確保
・収益の増大
・顧客の獲得
・経済状況の不確実性
・税法や税法規
・その他の政府規制(コンプライアンスや技術規制、特許、報告義務など)
・優秀な従業員の維持/確保
・その他(具体的にお書きください)
というものでした。
私の感覚では、複数選択として列挙されている課題に、
◆固有技術の継承
◆設備施設の保全/更新
◆労務環境の維持/確保
といった項目が無いのは、選択肢として不十分な気がするなぁ、と思いました。
それにしても、このFacebookのアンケートですが、どのように活用されるのでしょう。
集計結果がどのようになっているのか、知りたいな、と思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ547号より)
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