タレントの壇蜜さんが出演している「宮城県のPR動画」が話題になっています。

ネットニュースやワイドショーでも取り上げられていたので、遅ればせながら、視聴してみました。

 

 

◆壇蜜さん出演の宮城県PR動画

https://www.youtube.com/watch?v=X9Gkus1V6wA

 

 

動画を見れば一目瞭然ですが、この動画は、

・壇蜜さんが伊達家家臣の末裔という役柄でPRしている

・モチーフは浦島太郎

・舞台(宮城)を竜宮城ならぬ「涼・宮城(りょうぐうじょう)」に見立てている

・壇蜜さんのくちびるのアップが何度となく繰り返される

・壇蜜さんのささやくような吐息声がセクシー

・涼宮城に連れていく「亀」に「乗っていいですか?」と尋ねるセリフ

・新幹線で「あっという間にイケちゃう」というセリフ

といった内容で、確かに、捉え方によっては「性的描写がある」と言えなくもない。

 

 

ネットによる「世間の評判」をチェックすると、「やりすぎ」「この表現はアウト」といった声も数多い。

また、社民党市議団は718日に

「女性が男性をもてなすというコンセプトで作られており問題だ。品位に欠けている」

として、動画の即時配信中止を求める要請書を市に提出したという。

 

 

これらの声を受けて、奥山恵美子仙台市長(次期選挙は出馬せず)は、

「男女共同参画という視点からは、配慮に欠けた部分があったのでは」

と述べ

村井嘉浩知事は、

「賛否両論があったことは逆に成功につながっているんじゃないかと思う」

と評価し、今後も配信を続ける方針を示したという。

 

 

私の意見は、結論から言えば、

◆賛否が出るのは当然

◆不快に感じる市民がいるのは理解できるが配信を中止する類いのものではない

◆広告宣伝とは、マイナス評価を含めて(限度はあるが)話題になることが優先されるもの

と考えます。

 

 

また、勝手な想像ですが、社民党の市議団の即時配信中止の要請書は、「人権尊重、女性の味方」という立場を取るための「社民党という政党の性質」からの行動であると思うし、奥山市長の「配慮に欠けた部分もあった」というコメントも「品位に欠ける」と動画に批判的な市民層に向けてのコメントであり、「こんな動画を配信してしまい猛省しています」というものではないでしょう。

 

 

話は少しそれますが、人生も仕事も「無難にやり過ごす」という方針の場合は「可もなく不可もなく」が「賢い選択」でしょう。

しかし「議論沸騰」「ムーブメントを起こす」といった狙いがある場合は「賛否が出るような内容」が必要です。

顧客満足度を上げるために「減点部分を排除」するだけでは、「まとまりすぎ」となり、「プラス評価面」も削ぐことになることが現実問題として多いです。

管理側としては「何もない」(可もなく不可もなく)ことの方が「管理が楽」ですが、それでは、長い目で見て、本当の意味での顧客満足(顧客の期待を超える)向上にはつながらないでしょう。

 

 

話は全く変わりますが、宮城県の村井知事は、今年57歳になる防衛大学校卒→陸上自衛隊入隊→松下政経塾→宮城県議会議員を経て、知事になった方ですが、最近、現在、おおさか維新の会の法律顧問を務める橋下徹氏(今年で48歳)に容姿が似ている気が一段としてきました。

正確には、橋下氏が昔の「茶髪でやんちゃ」なイメージから「年齢相応の風貌」になり村井知事に寄ったという感じです。

世間の「似ている人」を投票するサイトでは、現在、82%の人が「そっくり」と評価しているようです。

http://sokkuri.net/vote1/%E6%9D%91%E4%BA%95%E5%98%89%E6%B5%A9/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E5%BE%B9

 

 

話を戻しますが、個人的には「仙台にはしょっちゅう訪問」しています。

しかし、PR動画をきっかけに宮城県制作の他の動画をチェックしていたら、その他の宮城県には、ピンポイントでしか訪問していないので、「ひとり旅してみたいな」と正直思いました。

私のように、報道をきっかけに宮城県のウェブサイトにアクセスした人は多数いるわけで、この動画はそういう意味でも、「効果あり」ではないでしょうか。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ551号より)

 

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