「月9は終わった」と言われて久しいですが、2017年7月17日から放送開始された『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)の第1話の視聴率が、16.3%(関東地区)と、2014年10月期の「信長協奏曲」以来の15%超えの好発進となったそうです。
ご存知のように、この作品は、「ドクターヘリ」をテーマに取り上げた医療ドラマで、2008年の1st seasonでは、翔陽大学附属北部病院救急センターに赴任してきたフライトドクター候補生が研修を受ける中で、救急救命や災害医療に奮闘する姿が描かれ、2年後の2010年(2nd season)では、研修修了までが描かれた。
そして、今回は、研修終了から7年が経ち、それぞれの道を歩き出している彼らにフォーカスが当たっている。
私個人は、2008年の1st season は、「途中で観るのをやめてしまった」人です。
というのも、いくら「研修医」といっても、当時の彼らの年齢は「二十歳前後」で、「研修医としての奮闘ぶりを描くとしても、ちょっと若すぎるなぁ」という印象があり、見ていられなくなったのです。
また、「山Pとガッキー」といえば「2005年放送のドラゴン桜」で「東大受験に奮闘」しているドラマのイメージがあり、それから約3年で「研修医」という設定がどうも私の中でしっくりこなかったのもあります。
しかし、2008年放映当時、研修医だった彼らが実年齢的にも「アラサー」となったので「中堅医師」となった姿なら「想像ができ感情移入できるかなぁ」という思いで見てみました。
戸田恵梨香さんが相変わらず「激やせ」していて、山Pが「ムキムキマッチョ」になっていたのは、気になりましたが、ドラマのテンポも展開も早く、今後の展開が気になり「次回も見てみたい」という気になりました。
しかし、「月9の16%超え」は、「2014年7月期のHERO」以来だそうです。
「若者のドラマの視聴傾向が変わったことや見たい番組はリアルタイムではなく録画する傾向が強いことが月9視聴率低迷の原因」といわれますが、作品の質が高ければ、(17日は祝日最終日で自宅にいた人も多かったのかもしれませんが)「月9」自体は死んでいないわけです。
ただ、「HERO」にしろ、「コードブルー」にしろ、かつての高視聴率ドラマの続編なので、「新しいヒット作品の種」をそろそろ生み出しておかないと、月9の視聴率復活は「一時的な現象」となるでしょう。
月並な言い方ですが、「主演ありき」でドラマを作るのではなく「作品にあったベストキャスト」という思想でドラマを作らないと、「ミスキャスト」になりやすいし、「事務所の力関係がミエミエ」のドラマになって視聴者は「話題性の高い最初だけ見てリピートしない」ということになってしまう気がします。
「コードブルー」の今後に注目したいと思います。
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