ある人に「ゴールと目的、目標の違いは何ですか?」とお聞きしたところ、次のような例えば話しをしてくれました。
例えば「英語の能力を向上させる」という事象で考えると。。。
【目的】
ビジネスや海外旅行など日常生活で困らないこと
【ゴール】
英検1級取得、TOEIC900点
【目標】(レベルと段階に応じて)
英検3級合格、英検2級合格、TOEIC800点など
つまり、「目標をすべて達成するとゴールにたどり着いて、最終的には、目的に到達することになる」というのです。
これは、わかりやすい説明で、なるほどなぁ、です。
ちなみに、「ゴールと目標は文化によって考え方が違う」そうです。
例えば、キリスト教文化の世界では、
「ゴールは、到達することよりも「ゴールに向かうという姿勢」を示すこと」に意味があるそうです。
例えば、キリスト教における「最後の審判」では、
その人の姿勢「姿勢≒他人に与えたい影響」
が問われるのであって、
「その人がゴールしたか」が問われるわけではない
という。
つまり、「20キロダイエットする」というゴールがある場合、20キロダイエットするために必死になって努力し、その努力により他人に与える影響を生むこと(=姿勢)が重要であって、仮に20キロの減量に到達しなくても、そこを目指し他人に影響を与えたことが評価されるのだという。
日本人の昔ながらの感覚としては、「姿勢よりも結果の達成」が評価される。
だから、達成可能な現実的な目標を立てがちになる。
逆に言えば、目標未達成だと一義的には評価されないから、低めの目標を立てる。
要は、「姿勢が違っていても非難されないから、できるだけ目標を持たないようにする」わけです。
よく、第三者監査をしていると、「この目標設定は前年度と大差なく、適切じゃないよなぁ」と感じる場面に遭遇する。
しかし、こうした精神文化の違いを理解しておくと、「目標設定する場合の多くの日本人の思考」はわかる気がしますね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ517号より)
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