201776日の記録的大雨により、JR九州の「久大本線の日田光岡間の花月川に架かる鉄橋(長さ約80メートル)」が流失したという。

 

 

ニュース報道では、

◇この区間を避けて折り返し運転を始めたが、鉄橋復旧のめどは立っていない

◇久大本線には、豪華寝台列車「ななつ星in九州」など観光列車も乗り入れている

20164月の熊本地震でも被害を受けたが、ようやく人気を回復してきたところだった

78年前に、町内会が「鉄橋の橋脚の鉄筋が少なく、安全性に問題がないか」と行政に検討を求めたことがある

という。

 

 

大雨といえば、20168月の北海道の大雨が思い起こされます。

この時は、台風10号から温帯低気圧に変わった雨の影響で、南富良野町の空知川で堤防が決壊し、大樹町や清水町など3カ所で橋が損壊して計5台の車が川に転落しました。

 

 

この時の大雨ではありませんが、北海道では、日高本線の線路が雨に損壊し、その後、復旧していません。

復旧作業と現状の乗降客数を経済的に換算すると、合理性がなく、おそらく、復旧しないまま「廃線」となるでしょう。

 

 

久大本線は、久留米と大分を結ぶ風光明媚な営業キロで141.5キロある路線で、JR九州が運営する路線であることと地域公共性の観点から、まず間違いなく「復旧」するとは思いますが、「経済的合理性」という視点だけで捉えれば、JR九州の本音としては「このまま復旧を棚上げして頃合いを見て廃線」というストリーを描きたいのかもしれません。

 

 

鉄道旅行ファンとしては、久大本線には「早期復旧してほしい」です。

また、甚大な被害を受けた地区の皆様には、お見舞い申し上げたいです。

 

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