ありきたりの話題ですが、ここのところ、「中学生の活躍」がニュースになっていますね。
ひとりは、卓球の「張本智和選手」、もう一人は将棋の「藤井聡太四段」です。
話はそれますが、私の将棋に対する思い出は、幼稚園の頃に父か祖父に駒の動かし方を教えてもらったのが始まりです。
小学校の時は、科内授業で「部活動」があり、「将棋」(小学5年生時)と「郷土史研究会」(小学6年生時。余談ですが、こちらは先生に掛け合って部を立ち上げました)を選びました。
私が通学していた小学校は、1学年の児童数が250~260人いましたが、確か、「将棋」を選んだ子供は極めて少数の5~6人でした。
その中にキャリア官僚を父に持つ女子が一人だけいて、この女子に負けたときは「めっちゃ悔しかった」という記憶が残っています。
さて、藤井四段の話に戻しますが、将棋は小学校の時に少し夢中になった程度なので、藤井四段の棋譜を見ても、「すごい手」なのかどうか、全くわかりません(笑)
しかし、マスメディアに登場する将棋解説者の話を聞いていると、藤井四段は「棋風に特徴がない」のが強みだそうです。
普通は、例えば「受けが強い鉄板流の森内俊之九段」とか寄せが早い「光速の寄せの谷川浩司九段」というように、特長が棋士にはありますが、藤井四段は、攻めてよし、受けてよし、の「悪手」や「疑問手」と呼ばれる指し手がない、ようは、完成されスキが無いのが特徴だそうです。
「将棋のパズル」と言われる「詰め将棋」が藤井四段の強さのルーツと分析する専門家も多いですね。
江戸時代の詰め将棋集「将棋図巧」には、百番あるそうですが、小学生時代に藤井四段はすべてすらすら解けたそうです。
つまり、類い稀な記憶力と芸術的な想像力が藤井四段には、備わっているのです。
将棋界のレジェンド加藤一二三九段も評していますが、藤井四段には、努力だけでない元々備わっている先天的な「才能」があるのでしょうね。
これもメディア情報ですが、藤井四段は、中高一貫校の「名古屋大学教育学部付属中学校」に通っていますが、受験対策の塾に通うことなく合格したそうです。
また、藤井四段は「宿題を拒否」するらしいです。その理由は、「授業の中ですべて理解するから宿題は無駄な作業」と考えているかららしいです。
きっと、帰宅後は「将棋の勉強をする」から、「理解しているのに時間を使う宿題」は「無駄」と考えているのでしょう。
そういえば、将棋の対局は、早指しルールの試合は、数時間で決着がつきますが、タイトル戦になると「持ち時間が5時間」程度あり、将棋の勝敗は平均120手で決まるそうですが、対局時間は12時間を超えることもざらのようです。
気になるのは「中学生である藤井四段が夜遅くに仕事(対局)をしていていいのか?」という点です。
体力面や義務教育という点では「問題あり」かもしれませんが、「労働法」的には問題ないそうです。
理由は「棋士は個人事業主であり雇用者ではない」からだそうです。
つまり、棋士は「ひとり親方」の社長であり、「雇用主から雇われている従業員ではない」から雇用主から過酷な労働を強制されているわけではないので、問題ないそうです。
もともとの才能が豊かな藤井四段には成れませんが、凡人が、藤井四段から学ぶとしたら、
・礼儀正しいところ
・先人の教えを素直に受け入れるところ
・舞い上がらずに淡々としているところ
でしょうか。
残りの人生、一喜一憂せずに、そして、くよくよしすぎないようにして、基本は、心穏やかに過ごしていきたいものです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ548号より)
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