旬の話題で。。。
将棋の藤井聡太四段が公式戦歴代最多となる29連勝を2017年6月26日に達成しました。
キリのいい「30連勝」をかけてる勝負は「7月2日」に対戦する佐々木勇気五段との竜王戦2回戦になるという。
これまでの連勝記録は、神谷広志八段が1987年2月~8月にかけて達成した28連勝ですから、30年ぶりの記録更新です。
素人考えですが、将棋の連勝記録が狙えるのは、プロデビューから日が浅い時期だと思います。
この時期の対戦スケジュールは、新人戦や下位組での対戦が多いですから。
イメージ的には、相撲でいえば、幕下や十両の取組に、幕内三役クラスの力士が対戦すれば、勝利確率は高い訳で、連勝も狙えます。
しかし、組があがって、例えばA組に所属してしまえば、組の順位戦でトップクラスの棋士との対戦が増えるので、連勝は難しいでしょう。
ただ、そうはいっても、藤井四段は、まだ中学3年生。
自分と比較してはいけませんが、あれだけの取材陣に囲まれながらのあんなに冷静な受け答えができるのは、良い意味で異常で、驚嘆してしまいます。
メディアの情報だと、29連勝目を中継したインターネットテレビ局「AbemaTV」の視聴数が793万9000を記録し、2016年4月の開局以来、歴代2位となったという。
ちなみに、1位は、2017年5月7日放送の「亀田興毅に勝ったら1000万」の1420万視聴だそうです。
現在のテレビメディアの取り上げ方からすれば、藤井四段の試合の方が視聴者が多そうですが、ボクシングは、素人が見てもわかりやすい一方、将棋は勝敗がつくまで、将棋ファンでも戦況がよくわからないから、「亀田選手」の時よりアクセスが少なかったのでしょう。
それにしても、藤井四段は、気が回せる如才ない中学生だと思います。
29連勝の記者会見では、一番印象に残った試合は?という記者の問いに「プロデビュー戦の加藤先生に気迫を教えてもらった」といい、29連勝の増田四段との試合では「ひふみんアイ(大回りのひふみんアイ→加藤一二三九段の得意技)」を見せ、普段のトレーニングでは、「先輩から助言で将棋ソフトを使って弱点の序盤が強くなった」と将棋界の先輩方をたてる(素直に見習う)行動を見せているところがすごいです。
小学生からは年の近いおにいさん(子供)が大人を負かす姿に「尊敬」を感じるでしょうし、大人は「謙虚で素直、先輩を立てる」ところが「魅力」です。
勝負事ですし、竜王戦のトーナメントに関しては、ここから先は、上位クラス所属の棋士との戦いですから、いつかは負けるでしょう。
しかし、今年は無理でも、高校生のうちに最年少タイトル(現在の最年少記録は、第56期(1990年度前期の棋聖戦で屋敷伸之四段が18歳6カ月でタイトル奪取)を取得して、いつの日か「8冠達成」をしてほしいです。
それにしても、羽生善治九段が7冠達成時もすごい盛り上がりでしたが、今はきっとそれ以上でしょう。
ついこの間まで、三浦九段のカンニング疑惑で、当時の谷川会長が辞任する事態となり、負のイメージがあった将棋界ですが、藤井四段の登場はまさに救世主といえるでしょうね。
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