先日、「起業を目指す若者」や「大学生」をターゲットにしたビジネスポータルサイト向け記事の取材を受けました。
依頼者からは、「話してもらいたい内容」は、
『挑戦』をテーマにしたもので、現在、あるいは、過去に取り組んでいたことを話してほしい、と言われました。
このテーマについて、さらに掘り下げると、
◇この挑戦が成し遂げるものは何か
◇困難のなかで気づいたこととは?
◇それでもあきらめないのはなぜか?
◇曲げることのできない信念とは?
といったことを語ると、記者(ライターさん)がうまく文章をまとめてくれるそうです(笑)
このビジネスポータルサイトは、30~40代の仕事の情熱を持った読者が中心らしく、インタビュー記事は、FacebookやTwitterでフォロワーの多いインフルエンサーからの拡散を狙っているようです。
要は、このプロジェクトのミッションは、「挑戦を応援する社会文化の醸成」にあるようです。
つまり、
・失敗をあげつらい、出る杭を打つ社会には明るい未来はない
・あらゆる挑戦、あらゆる成功と失敗の先に「今」があり次代に繋ぐバトンが「挑戦する姿」
というコンセプトです。
私にとっては、ライフワークと位置付けている自分の仕事の宣伝にもなるので、「企画」に乗ってみました。
詳細は、このビジネスポータルサイトに掲載される記事(後日、別途お知らせします)に譲りますが、インタビューアーから、
・現在の仕事
・現在の仕事に行きつくまでの経歴
・そのことに挑戦するモチベーションの源泉
・仕事をしている中での挫折
・・・
について、質問され、頭の中で瞬時に考えをまとめて話していくにつれて、「生活の糧のためにやっている仕事」と「もっと力を入れてやりたいこと」に気づかされ、明確に見えてきました。
例えばですが、ざっくりいうと私の使命は、
【公平公正な競争力のある会社を世の中に増やすこと】
→生産性向上を支援する
→コンプライアンスにつながる組織体制構築・運営を支援する
ことです。
「生産性向上」も「組織の仕組みづくり(マネジメントシステム)」もスタートは「業務の標準化」です。
しかし、「業務の標準化」というと、「経験、感性、センス、感覚」が勝負といわれる例えば、アパレル業界、芸能プロダクション、音楽業界、芸術業界、出版社、テレビ・新聞・雑誌などメディア、あるいは、チームプレーよりも個人の力で比較的サービスが完結する保険営業、車のディーラー、タクシーなどの業種では「標準化は、型にはまっていいものができない」とか「瞬時の判断が多く計画的に仕事なんかできない」などと言われてしまい、なかなか私の伝えたいことは、馴染みません。
しかし、ルイヴィトンのデザインをされたことで有名な現代美術家の村上隆氏が、「芸術にもビジネスマネジメントのセンスがなければだめだ」とおっしゃるように、「標準化よりも経験や感性勝負」と言われている世界にもヒット商品は、感性だけのものはほとんどなく、データの蓄積やその分析といった計算された戦略の上に成り立っていることの方が多いわけです。
つまり、私は「標準化をベースとした生産性向上、組織の仕組みづくり」という文化の醸成の一翼を担いたいという思いがあります。
資源のない国日本→付加価値のある製造をして外貨を稼ぐ、が日本のビジネスモデルとして小中学校の教科書で教わりました。
しかし、アニメやゲーム産業やサービス業を「日本のお家芸」とする時代に今後していくならば、この部分も「才能のあるクリエイター一代限りのビジネス」にするのではなく、コア技術を組織的に継承していくことがこれからの日本の生きる道だし、私はその仕組みづくりを支援したい。
つまり、製造業では、品質管理、品質保証、品質マネジメントが重要であるということは、常識ですが、サービス業でも「あたりまえの常識」にすることが使命だと、インタビューを受けているうちに、思い出しました(笑)
ビジネスポータルサイトで、記事が掲載されるのは、7~8月ぐらいのようですが、ライターさんがどんなふうにまとめてくれるのか、期待して待ちたいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ546号より)
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