2017518日のニュースで、「第2の森友学園」ともいわれる「加計学園」の獣医学部設立に関する報道がされていました。

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、この報道の内容は、

◆新たな医学部は37年間にわたって設立されていない

◆獣医学部も医学部同様で現在は、全国に16校で、新たな獣医学部は52年以上設置されていない

◆安倍政権が進める国家戦略特区を使って加計学園は獣医学部の新設にこぎつけた

◆加計学園の理事長は、安倍総理の留学時代の友人

◆京都産業大は国家戦略特区を利用した獣医学部の新設を構想していた

◆京産大は、動物病院などで働く獣医とは違い、iPS細胞を使った再生医療などライフサイエンス分野で活躍する獣医を育てたいとして、京都府を通じ国に規制緩和を求めていた

◆京都産業大学が加計学園と同じタイミングで獣医学部の新設を求めていたが、国が示した1行の条件によって設立を断念していた

◆「1行の条件」とは、201611月になって内閣府が「獣医学部の新設は近くに獣医学部がない地域に限る」(規制緩和の条件)という条件で、それを付けたため、京産大の構想が打ち砕かれた

というものです。

 

 

このニュースは、興味があったので、各メディアのニュースを見ましたが、気になるのは、やはり「文部科学省が作成したとされる内部文書」です。

そこでは、

 「『最短距離で規制改革』を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている。官邸の最高レベルが言っていること」

という文書があるそうです。

 

 

この件に関して、3月の参議院予算委員会で、社民党の福島みずほ副党首が質問した際に安倍総理は、

「彼は私の友人ですよ、ですから会食もします、ゴルフもします。でも彼から私頼まれたことありませんよ。もし働きかけて決めているのなら、私責任をとりますよ。当たり前じゃないですか」

と回答しています。

もしかしたら、これは、安倍総理の「本心」かもしれません。

けれども、一般庶民からみたら「お坊ちゃま育ちの安倍首相らしい理解だよなぁ」と思います。

お坊ちゃまは、生まれながらにしてお坊ちゃまですから、まわりのものは自然と「忖度」します。

しかし、忖度は「周囲が(忖度される本人の)気持ちをおもんばかって行動する」わけですから、本人には、「見えない影響力が働いた」ことにまったく気づきません。

 

 

外部からみると、この件は「上(官邸)のご意向」を「下(文科省)が忖度」した結果のように見えます。

実際、この件に関しては、京都産業大学の提出した設立趣意に関する文書がA4サイズで20ページ以上あるのに対し、加計学園(岡山理科大)の文書はA4サイズで2ページと内容が薄く、しかも、京都産業大学の科学雑誌への投稿本数など研究成果は、加計学園を圧倒しているにもかかわらず、文科省の副大臣は「加計学園が成果で劣っていたとは言えない」旨の国会答弁をしています。

 

 

それにしても、安倍総理に対して「忖度」が多すぎます。

やはり、政権が長期になり、人事権を含めて、各省庁の担当部局が今後、消費増税などやりたい政策を実現し、仕事を進めやすくするため、および、出世に影響が出ないように、自然と「忖度する土壌」ができているのでしょう。

「長期政権になるとメリットもありますが、デメリットも生じてきている」ことを政府は認識し、体制やシステムの改革・改善をするべきなんでしょう。

しかし、メディアも一部のメディアを除き忖度しまくりで、追及が甘い気がしますね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ542号より)

 

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