2017年5月12日付の日本農業新聞によると、
(以下、引用)
「農水省は11日、不足していたポテトチップス用ジャガイモの供給量について、今後の見通しを示した。
九州産の収穫が5月下旬から始まるのを皮切りに、各産地がピークを迎える。
8月には主力の北海道産の収穫も始まることから、「不足感は解消に向かう」と見通した。」
(引用、ここまで)
と報じていました。
私は、北海道で仕事をしているので、2016年秋の北海道の台風被害は、東京にいる人よりもニュース報道でよく見ていると思いますが、悲しくなるぐらいひどい被害でした。
国道の橋はいくつも崩落し、ジャガイモ農家で、壊滅的な被害を受けた地区もよく報道されていました。
しかし、日本農業新聞のニュースによると、
◆2016年の北海道産ジャガイモの生産量は前年を1割下回る172万トン
◆ポテトチップス用としては生産量のうち2割を仕向けたものの、不作により原料が不足
◆4月に入り菓子メーカーがポテトチップスの販売を休止する事態が相次いだ
◆菓子メーカーは国産の不足分を米国産で手当てしようと試みたものの確保できなかった
◆今後の供給について、北海道産、都府県産ともに生育は順調で、作柄、収量は平年並みとなり、不足感は解消する
◆具体的には、東海、関東、東北が8月にかけて順次ピークを迎え、国産の供給が安定化する
◆不足が懸念されていた種芋も必要量を確保できる見通し
だという。
私は、被害のひどさに目を奪われて、「数字的チェック」をうっかりしていましたが、(関係者には不謹慎に聞こえて申し訳ないですが)意外にも、北海道のジャガイモ生産量は、前年の「1割減」だったのですね。
「ニュース映像の印象だけ」だと、「北海道の生産量は2~3割減少」と勝手に思っていましたが、「家庭の食卓にも影響をめちゃめちゃ与える超大被害」ではなかったわけです。
ニュースやネットでは、ポテトチップスメーカーが、相次いで新製品発売を取りやめたり、ピザポテトチップス生産中止で買い占めや高値転売が話題になっていましたので、「ジャガイモ不足の影響は相当でかい」と思い込んでいました。
もちろん、こうした台風によるジャガイモの品薄影響はあったわけですが、今年の作柄が順調であれば、供給が安定状態になるレベルの「品薄」だったわけです。
振り返ってみると、もしかしたら、菓子メーカーの「品薄戦略」や「メディアの過剰報道」だったのかもしれません。
やはり、「今後の影響」といった「未来予測」をする時は、きちんとデータを把握したうえで、予測しなければ、「心に残った印象」に左右され、間違った判断をしてしまうものだ、あらためて実感した次第です。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ541号より)
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